「Face ID」をiPadに搭載するのは意外と難しいかも?

2018年の新型iPhoneには、すべてのモデルにFace IDが搭載されると噂されています。
さらに、iPad Proにも搭載の噂があります。

iPhoneとiPadには、いろいろ違いがあるので、ただiPhoneのと同じように搭載するわけには行かないはず。

iPadのFace IDはどうのようなものになるか、考えてみました。

横でも認識できるようにする必要がある

iPhoneのFace IDは、iPhoneが縦の状態でしか認識することができません。

iPadは、iPhone以上に縦、横自由に使いますので、今の仕様のままというわけにはいかないと思います。
最大で12.9インチのiPadを、認証のたびに90度回転させるなんて、使い勝手が悪すぎます..。

それでももし、縦、横どちらかしか認識できない仕様のままになるとしたら、横の状態で認識するようになるかもしれません。
Smart Keyboardをつけた状態で、わざわざ縦にするのは現実的ではないので…。


なぜFace IDは、縦、横両方で認識できないのか?

なぜ認識できるのは、縦限定なのでしょうか?

  • 縦か横両方に対応する処理が重くて動作が遅くなる
  • ドットプロジェクタや投光イルミネータの照射範囲が狭い
  • 赤外線カメラの画角が狭い
  • カメラの正面に顔がないと「画面を注視」しているのか判別できない

などが考えれらるのではないかと思います。

iPadでは、iPhoneよりもスペース的な余裕があるので、部品を大きくして、照射範囲や画角は確保できるようになるかもしれません。
逆に、iPhoneよりも大きいことで、カメラと顔のズレが大きくなってしまう懸念もあります。


「TrueDepthカメラ」を複数搭載する?

上記のような問題を解決する手段として考えられるのは「TrueDepthカメラ」複数搭載するというもの。
縦と横用に各1個、あるいは、4辺に各2個で4個とか?
TrueDepthカメラシステムの構成すべてを4個配置しなくても、ドットプロジェクタの照射が足りないのなら、ドットプロジェクタだけを複数にするだけでもいいかもしれません。


ノッチはどうなる?

iPhoneは、ノッチがあることで、一目でカメラの位置がわかります。

iPadは、おそらくiPhoneほど、狭額縁にはならないと思うので(持つ場所が無くなる)、わざわざノッチをつけなくても、縁の部分に配置できるスペースはあると思います。

でも、ノッチがないとすると、カメラがどこにあるのか、ぱっと見ではわからなくなります。
Face IDがあるということは、ホームボタンもないはずですので、もはやどちらが上なのかすら、わからないかも。頼りは側面のボタンやLightningコネクタ、背面のアップルロゴくらいしかありません。

そういう意味でも、iPadの向きや上下を考えなくていい、複数カメラ仕様はいいかもれません。全く意識せずに使えることこそ、Face IDの醍醐味ですし。
問題はコストですが。


Touch IDでもいい気がする…

複数カメラあれば、なんとかなりそうな気もしますが、それでも指で隠れてしまったりして、うまく動作させるには、なかなか難しいかもしれません。

回転させなきゃいけないとか、指をカメラから避けなきゃいけないとか、いろいろ面倒な仕様になって「意識せずに使える」という良さがなくなるくらいなら、Touch IDでもいいかもしれません。

「TrueDepthカメラ」は搭載しても、1台だけでアニ文字やポートレイト用ということでいいんじゃないでしょうか。

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