アップルが第4四半期の業績を発表していました。
当四半期中のiPodの販売台数は11,052,000台となり、前年同期に比べ出荷台数で8%の増加、売上高で3%の増加となりました。iPhoneの四半期販売台数は、前年同期が1,119,000台であったところ、当四半期は6,892,000台となりました。
「アップルは過去最高クラスの四半期業績を報告したところです。特にiPhoneの販売は絶好調で、RIMよりも多くの台数を販売しました。」とスティーブ・ジョブズは述べています。
去年の初代iPhoneの発売は、6月末だったので、7-9月の四半期で比べると、スタートダッシュが含まれない分、差がつくのは当然なのですが、それでも去年の6倍というのは、まさに絶好調と言っていいでしょうね。
累計では、1300万台を超えているそうです。目標も余裕で突破ですね。
でも、ちょっと気になることが。
発表によると、
iPodの出荷台数は1,105万2,000台、売上高は16億6,000万ドル
iPhoneの出荷台数は689万2,000台、売上高は8億600万ドル
とのこと。
1台当りの単価を計算すると…
iPod 150.2ドル
iPhone 116.95ドル
おいおい、なんでiPhoneの方が単価が安いんだ?まさか粉飾決算!? …なんてことは、もちろんありません。
2007会計年度中、当社はiPhoneとApple TVの販売を開始しました。当社はiPhoneとApple TVのお客様に対して、現時点で不特定な機能および追加ソフトウェア製品を今後無料で提供する可能性があるため、GAAPに準じ、これらの製品の売上高および売上原価をこれらの製品の経済的な寿命を通じて定額で計上し、損失については販売時に計上することとしています。現在これらの製品の経済的な寿命は24ヵ月と見積もっています。サブスクリプションアカウンティングと呼ばれるこの会計処理により、製品がお客様に販売された四半期中に発生したほぼすべての売上高と売上原価が繰延処理されることになります。エンジニアリング、販売、マーケティングおよび保証にかかる費用など、これらの製品に関するその他の費用は発生時に費用処理されます。さらに、最終的にお客様に提供されるであろう現時点では不特定の機能および追加ソフトウェア製品の開発費用もまた、発生時に費用処理されます。これに対し、当社は一般的に、MacやiPodなど当社の他の製品の売上高および売上原価は販売時に計上しています。これは、現時点で不特定な機能や追加ソフトウェア製品をこれらのお客様に将来無料で提供することがないからです。
ということらしいです。ややこしいですが、売上を3/24しか計上してないと考えればいいのかな? 本当の売上は、この8倍ということか…。実際には、2年も使わない人が多そうだし、iPhoneってやっぱり儲かるなぁ…。(バッテリを無料で交換してもらってもいいくらいでは…)
この説明を読む限り、iPhoneのOSバージョンアップや、純正アプリの追加は、最低でも2年間は無料と考えていいのかもしれませんね。(一応可能性ですが…)
iPhoneのバージョンアップは無料で、iPod touchは有料というのは、こういう所に理由があるのかな。
Macのバージョンアップが有料なのは当然として、なぜiPodが有料で、iPhone,Apple TV