ついにでました。アップルのタブレットに対する答え「iPad」。
とにかく注目度の高かった今回。いろいろな噂と期待の中登場した「iPad」ですが、その実力は!?
徹底検証です!!
・デザイン
まず見た印象は、本体サイズに対して、ディスプレイが小さく縁が太い!! 噂の画像で、縁ギリギリまでディスプレがある画像を見慣れていたというのもあり、ひときわ太く感じます。
でも、実際の使用を考えたら、これくらい無いと片手で掴めないですよね。小さなiPhoneなら、両側を片手で挟むことができますが、これだけ大きいとそうはいきませんから、現実的なデザインなのかと。
サイズは242.8x 189.7mm、厚さは、わずか13.4mm。
A4が 297 x210、B5が 210×148なので、ちょうどその間くらいですね。
厚さは、iPhoneよりわずかに厚い程度。このサイズで、この厚さは、ユニボディの賜物でしょう。
おそらくユニボディなので、素材はアルミ。そのためか、重さは若干重めの680gです。片手で持つには、ちょっと思いかもしれませんね。
Wi-Fiモデルと、3G+Wi-Fiモデルがあり、3G+Wi-Fiモデルには、上部にアンテナがあるためか、一部アルミではない黒い(おそらくプラスチック系?)部分があります。
トップには、ヘッドホン端子とマイク穴。右側には、電源SW。
ボトムには、中央にDockコネクタ。右の3つの穴はスピーカーです。
右サイドには、消音、音量調整スイッチ。この辺りは、iPod touchと同じですね。
そして、正面にはホームボタン。iPhoneと全く同じサイズかな?
ということで、見た目はほぼiPod touchをユニボディにしたデッカイ版という感じです。
期待はずれな程シンプル、という感じもしますが、正直ひねりようもない気もします…。
・ディスプレイ
9.7インチのLEDバックライト、マルチタッチディスプレイを搭載。
解像度は1024×768 です。iPhoneの2倍よりちょっと大きいくらい。耐指紋性撥油コーティングもされています。
縦横比がなかり正方形に近い印象もありますが、4:3ですね。16.9の映画なんかをみると、かなり上下が余ります。(iPhoneは、もうちょっとワイドな比率。)
・ワイヤレス機能
Wi-Fiは、802.11 a/b/g/n。nも対応しています。Bluetooth 2.1 + EDR technology。
そして、3G+Wi-Fiモデルは、iPhoneと同様の3G通信を搭載。
噂では、auなどが採用するCDMA2000に対応という噂がありましたが、これはありませんでした。ただ、3G対応モデルは発売がまだ先なので、もしかすると対応されるかもしれません。
3Gには対応しますが、通話はできず、データ通信のみとなるそうです。
追記:BluetoothはApple Wireless Keyboard
・センサー類
iPhoneと同じく。加速度センサ、光環境センサ、デジタルコンパスが内蔵。
3Gモデルのみ、GPSを搭載します。
顔につけて通話はしないので、近接センサーは無し。
Wi-Fiのみモデルは、デジタルコンパスはあるのにGPSがない、というちょっと中途半端な仕様ですね。
3G無しでもデジタルコンパスは必要だというアップルの判断ならば、次世代iPod touchにもデジタルコンパスは載るのかも?
カメラは、期待されたインカメラはもちろん、裏面にさえカメラはなし。写真は、iPhoneでとってね。という棲み分けがなされているのかな。
・入出力端子
これまたiPhnoeと同様、Dockコネクタ、スピーカ、マイク、ヘッドホン端子、SIMトレイとなっています。
はやりiPhone/iPod touchよりの製品ということで、USBはありませんでした。
Dockコネクタが2個という噂もありましたが、底面に1個のみ。縦置きが基本です。
フォトフレームという使い方を考えると、横長置きもしたいといころですが、きっとそんなアクセサリも出るでしょうね。
・バッテリ
内蔵バッテリで10時間の駆動が可能。条件は「surfing the web on Wi-Fi, watching video, or listening to music」となってるので、ウェブでも、ビデオでも、音楽でもあまりからないということでしょうか。
おそらく一番バッテリを食うのが、ディスプレイでしょうから、ディスプレイを消さない限り、あまりかわらないということでしょう。iPhoneやiPod touchの様にポケットに入る訳ではないないので、音楽再生中も基本的には、画面は点いているということかと。
・付属品 アクセサリ
Dockケーブル、電源アダプタが付属。ヘッドホンが付属していないが、iPhone/iPod touchとは大きく違う所です。代わりにiPadのスピーカはiPhoneのそれと比べと、サイズが大きいのできっとパワフルなんだと思います。
リモコンがあってもいい様な気もしますが、別売りで用意されているDockにも赤外線の受光部のようなものはなく、使えそうにありません。
別売りのアクセサリとしては、シンプルなDock、キーボードが付いたDock、ブックカバー、そして懐かし?のカメラコネクタが用意されています。
キーボードはBluetoothで対応して欲しいところですが、そこはiPhone OS自体が対応していないので、まだ無理なんでしょうね。今回は登場しなかったiPhone 4.0に期待です。訂正:アップルのサイトに「it’ll work with an Apple Wireless Keyboard, too.」とあり、Wireless Keyboard
カメラコネクタは、USBタイプと、SDカードタイプがあります。これ、iPhoneでも使えないかなぁ。
・価格 販売時期
米国での価格はこうなっています。
ちなみに、米国で599ドルのMac miniのエントリーもモデルが日本では62,900円ですので、ドルx100強=円という感じですね。
販売時期ですが、Wi-Fiモデルは60日以内に出荷、3Gモデルは90日以内としています。ただしこれは米国での予定のようなので、日本では未定。
せめて、Wi-Fiモデルは米国に合わせて欲しいなぁ。
追記:ケータイWatchさんによれば、「Wi-Fi版は日本でも3月下旬より販売される。」そうです。ほっ。
以上、ハード系についてまとめてみました。
ほとんどiPod touchのスペックを引きついでおり、一部touchを先行して、いずれtouchにも搭載という感じがします。
iPhoneとMacの間を埋めるカテゴリとして登場したわけですが、MacもiPhoneも持ってる皆さん、いかがでしょうか? 私は買うと思いますが、噂だった、家庭向けな感じの、新たな使い方をもっと押し出してもよかったんじゃないかなぁと思います。
ほんとのことろは使ってみなければ、分からないと思いますが、じわじわ売れて、いずれは一家に一台なアイテムに育って行くのかなぁ…。
次回は、ソフト編。と、その前に、クイズ企画の答え合わせですね。もうしばらくお待ちください。