ソフトバンクが、2011年3月期（2010年4月1日～2011年3月31日）の業績を発表し、売上高が初めて3兆円を越え、利益も過去最高となったそうです。
好調を支えたのはもちろんiPhoneで、移動体通信事業は契約純増数は353万2100件となったそうです。
2010年度は、「基地局倍増計画」を見事やり切った孫さん。過去最高の設備投資額となりました。
しかし、「我々のネットワークが十分なものではない」とし、2011年度と2012年度は、各5000億円の合計1兆円を投資予定。これは、新たに割り当てられる700/900MHz帯の獲得をにらんだものだそうです。
基地局が倍増しても、なかなかそれに見合った繋がり易さに結びついてない感じがするソフトバンクですが、やはり現行の周波数帯の特性に苦慮しているようですね。
700/900MHz帯の周波数を獲得し、「繋がらないソフトバンクなんて言わせたくない」「現時点のauやドコモと同等程度には繋がるようになんとしても頑張る」と語ったそうです。
ソフトバンクとしては、なんとしてもiPhoneの独占を続けたいと思うのですが、他国では複数のキャリアからiPhoneをされる場合が増えているという状況で「auやドコモと同等程度には繋がる」というのは、至上命題でしょうね。
ソフトバンクが繋がり易くなるのが先か、アップルがしびれを切らすのが先か…。孫さんも応援したいけど、iPhoneのさらなる普及を願うなら、現状では他キャリアからの発売も必要と、正直感じます…。
