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日本でiPhone導入ガイド その3:アクティベーションについて。

ご注意!!
日本で海外版のiPhoneを手に入れても、今後使用できなくなる可能性が十分にあります。

 
 
米国仕様のiPhoneを日本で使う方法をご紹介するシリーズの第3弾。
 
今回は、アクティベーションについての詳細をご紹介します。
(これまでにも、何度が紹介していましたが、みなさんからいろいろなコメントをいただき、さらにいろいろなことが分かってきました。)
 
「アクティベーション」(アクティベート、アクチ)とは、購入した状態では、非常電話しか出来ないiPhoneを、すべての機能(iPod、Wi-Fi、カメラ、メモ、電卓等)が使える様する作業の事です。
せっかくヤフオクなどで、iPhoneを手に入れたとしても、「アクティベーション」しなければ、iPodはもちろん、電卓やメモ帳の機能さえ使う事はできません。iPhoneを入手したら、必ず「アクティベーション」が必要ということです。
 
通常は、iTunes上で米国の携帯電話キャリアat&tと、携帯電話契約を結ぶ事によりアクティベーションするわけですが、日本ではこれが困難なため、さまざまな方法(裏技)があみ出されています。
大きく分けて、正規の方法(at&tと契約)と、それ以外の裏の方法があるというわけです。
 
 


1.正規の方法について
 
1-1.通常契約によるアクティベーション
iPhoneの契約形態には、月々の基本料金と通話料(定額プランもあり)を支払う通常の契約形態と、最初に一定額を支払い、その分だけ使用できるプリペイド契約があります。
 
この方法の手順については、こちらが参考になりますが、契約には、
「米国在住者の社会保障番号」
「Apple ID(取得には米国内の住所で取得したクレジットカードが必要)」
が必要となる為、日本人にはほとんど関係がない方法と考えていいと思います。
 
この方法で、アクティベーションした場合は、その後、契約解除を忘れない様に。解約しなければ、そのまま基本料金を払い続けることになります。
(契約後3日以内の解約であれば、アクティベーション費用は必要がないそうです。また、30日以内の解約なら、アクティベーション費用はかかりますが、解約手数料(違約金?)は不要となるそうです。)
 
 
1-2.プリペイド契約によるアクティベーション
iPhoneにはプリペイド契約も存在します。こちらの手順は、次の通り。
 
(iTunesによるアクティベーションで)
1.Social Security Number(社会保障番号)に、999-99-9999 と入力する。
2.確認に失敗し、プリペイドプランの画面になるので、プランを選択。
3.電話番号が発行される
4.プリペイド代金を支払うカード情報、住所を入力。
5.アクティベーション完了
 
こちらの方法では社会保険番号が不要ですが、米国の住所が必要です。
ただ、住所に関しては、一応入力しているだけで、別に請求書がその住所に行くわけではない?ということらしいので、米国のどこかの住所をテキトーに入れちゃってもいいのかもしれません。
日本から、米国などのiTunes Storeで曲を購入するのに、やはり米国の住所が必要なのですが、米国のどこかのホテルなどの住所を入れても通ってしまうのと同じ感覚かもしれません。(未確認ですし、あまり良いこととは思えません。自己責任で!!)
(クレジットカードの番号と、住所が照合されているという情報も有り。)
 
この方法の場合も、解約が必要です。解約しないと毎月プリペイド契約が自動更新されていくそうです。(AT&Tのプリペイドプライには、”PAY AS YOU GO”といういわゆる普通のプリペイド(最初に一回支払い、その後なくなれば足して行く)と、”PICK YOUR PLAN”という月々一定額が自動的に引き落とされるものがあり、iPhoneでは後者しか選択できない)
解約はネット上ではできず、AT&Tに直接電話するしかないとのことです(もちろん英語で)。
 
 
以上、正規の方法の2つについてご説明しました。
ご覧の通り、基本的には日本人は手が出せません。そこで、日本でアクティベーションするには、主に「裏の方法」に頼る事になります。
 
 
 
2.「裏」の方法について
 
2-1.DVD Jonによるアクティベーション法
もっとも早く登場した裏アクティベーション法です。
 
手順はこちらをご確認ださい。
 
(私の感覚では)かなり難しい作業が必要になりますので、あまりパソコンに詳しくない方にはオススメできません。
 
すべての裏アクティベーション方法に通じることですが、この方法では、社会保障番号やクレジットカード、米国の住所等は不要です。
 
 
2-2.iPhone Unlock Toolkitを利用する
アクティベーションツールがアプリケーション化されており、簡単に完了します。
複雑な操作は不要で、30秒ほどで作業が完了します。初心者にもオススメの方法です。
 
手順としては、まずはこちら(ページの下の方)で、ツールをダウンロードします。(今のところWin版しかありませんが、Mac版も「coming soon」となっています)
1:ダウンロードしたexeファイルを実行
2:「Unlock iPhoneボタン」をクリック
3:ツールが自動的に作業を開始
4:iPhoneをセットする指示が出ますので、その時にiPhoneをDockにセット
5:数秒後、iPhoneの画面がトップ表示をして作業完了
(最後にSIMカードは抜いた方が良いという情報あり。)
 
超簡単ですね。
ただし、「Vsitaでは使えなかった」「iTunesをバージョンアップ(7.3.1)するとだめ」といった報告がありますので、ご注意ください。
もし、iTunesをバージョンアップしてしまった場合は、こちらから旧バージョンをダウンロードできます。
 
裏アクティベーションは、アップルが正式に認めた手段ではありませんので、今は使えていても、今後アップルがiTunesやiPhone自体のソフトをバージョンアップすることにより、使えなくなる可能性があります。
実際「iPhone Unlock Toolkit」は、iTunesのバージョンアップにより、使えなくなりました。これは、アップルが故意にそうしたのか、あるいは、たまたまそうなってしまっただけで、ツール側のバージョンアップですぐに対応できるものかはわかりません。もし前者であるなら、アップルが既に、裏アクティベーションの駆除にのり出したのかもしれません。
ですので、iTunesやiPhoneのバージョンアップには細心の注意が必要です。(正規にアクティベーションしたiPhoneであっても、解約後であれば同じ事が言えると思います。)
 
 
2-3.iPhoneTooを利用する
こちらは、Macにも対応しているアクティベーションツールです。ターミナルを使用しなければならないので、ちょっと敷居は高いかな?
 
作業手順は、
1.iPhoneToolをこちらからダウンロードし、デスクトップ上に解凍。
2.フォルダ名が「iPhone Tool」となっているので、スペースを削除し「iPhoneTool」に変更しておく
3.iTunes(バージョンは7.3以降)が立ち上がったパソコンにiPhoneを繋げる
4.アクティベーションを求める画面が出てきたら、iTunesを完全に終了させる
5.ターミナルを立ち上げ以下のコマンドを実行
  cd DeskTop/iPhoneTool (enterキーを押す)
  ./tool –activate a.plist  (enterキーを押す)
6.iPhoneにアクティベーションが終了した旨のメッセージが表示される
7.一度MacからiPhoneを外し、SIMカードを抜く
 
この方法では、iTunesのバージョンが7.3.1でも問題ないそうです。
 
 
2-4.その他にもいろいろ
上記がメジャーな方法ですが、他にもいろいろあるようです。
・iASign
・iActivator
日本語の情報が乏しいので、何かわかりましたら、ここに追記します。
(まだまだあるようです。英語が分かる方は、こちらもご参照ください。)
 
 
以上が、裏アクティベーションの方法です。
日本でiPhoneを使う場合は、こちら方法を使う事なると思います。
これらの裏アクティベーションでは、「YouTube」が使えないという欠点があるのですが、それも解決できる方法もあるようです。詳しく分かりましたら、追記します。
 
 
アクティベーションにより、無事iPhoneが使える状態になったところで、次回は日本語でiPhoneを使う方法についてご紹介します。
 

これまでのガイド記事と、今後のガイド予定
その1:入手手段について
その2:ヤフオクで落札する
その3:アクティベーションについて
その4:iPhoneを日本語で使う(coming soon)