CNN Moneyさんが、韓国の業界2位の携帯キャリアKT Freetel Ltd.が、「iPhone」の提供についてアップルと交渉を行っていることを明らかにしたと伝えているそうです。
（APPLE LINKAGEさん経由）
ついにアジアでもiPhoneに関する具体的情報が出てきました!! おそらく初めてじゃないでしょうか？
アジアではいち早く、アップルとの交渉をはじめた韓国の携帯電話事情はどうなっているのか？ ちょっと調べてみました。
韓国と日本は、世界で2カ国だけ、2Gの通信方式としてiPhoneでも使われている「GSM」を採用せず、鎖国状態だったそうですが、その後、世界的に利用さているcdmaOneに移行。結果、韓国のサムスン、LG電子は世界でも有数の端末メーカに成長したそうです。
韓国国内市場の事情も、かなり日本と違う様です。こちら記事によると、
韓国市場の移動通信サービスは日本と同じく，ほぼ3社のキャリアで占められている。SKテレコム，KTF，LGテレコムは，それぞれ5割：3割：2割の市場シェアを握っており，この市場占有率の構造は日本と非常に似通っている。しかし韓国には，日本のNTTドコモのように技術や販売権などすべての経営リソースを一極集中してコントロールする通信キャリアは存在しない。技術やサービスの発展において，キャリアはメーカー側に協力を求め，その関係はいわゆるパートナーであった。もちろんメーカーに対する圧倒的な支配力もキャリアは持っていない。端末の販売は，量販店やメーカーの直営店，キャリアの専門店など複数の流通形態があり，携帯メーカーは自社製品の流通を自ら主導的に行っている。
日本と異なり，韓国では通信キャリアによるサービスの競争と，携帯メーカーによる端末市場での競争がそれぞれ独立して存在しているのだ。
なるほど、こういう市場なら、アップルも入り込み易そうですね。
2008年アジア発売の予定ですが、意外に早く、アジアでの展開も始まるのかもしれませんね。日本でもなんとか４月くらいに始まって欲しいなぁ。頑張れソフトバンク!!
