CNNが、Appleの電気自動車(EV)についての提携先の選択肢が減りつつある、と伝えています。
核心となる問題は、アップルが自動車メーカーに対して、その技術的な専門知識を共有することに前向きかどうかだ。そうした知識があれば、自動車メーカーは電気自動車や自動運転車の開発競争で大きなプラスとなる。高速通信規格「5G」やクラウドコンピューティングといったテクノロジーがそれらに円滑に統合されていくからだ。
しかし、共有という考えはアップルには存在していないかもしれない。
コメルツ銀のフラワーズ氏は「アップルは何も共有しない。アップルから得られる恩恵は唯一、数の多さだけだ」と指摘する。
自動車メーカーは、生産だけを担う存在になるのを懸念しているようです。
電子機器受託(EMS)大手のペガトロンやフォックスコンは、多くのiPhoneを生産していますが、利益はわずかとのこと。
→iPhone組み立てのFoxconn、利益が少なすぎるためアップルとの関係が悪化しているとの噂
自動車メーカーも、同じビジネスモデルを踏襲することは避けたいことから、なかなか提携先が見つからないようです。
それでも、可能性があるのは…
電気自動車や自動運転車に大規模な投資の行えない、より小規模な自動車メーカーならアップルとの提携をより受け入れやすい可能性がある。複数のアナリストによると、現代自はそのサイズの会社の一つだ。他にはホンダや日産、ステランティス、BMWの名前も挙がる。
ホンダ、日産と日本の自動車メーカーの名前も。
そういえば、日産のある横浜には、Appleの研究開発施設もありましたね。
ゴーン氏がいなくなっていから業績が芳しくない日産ですが、Appleと提携の可能性もあるかも…。