2019年のiPhoneでは、iPhone Xのディスプレイにあるようなノッチがなく、完全な全面ディスプレイになると言われています。
しかし、ノッチ部分には、Face IDを可能にするTrueDepthカメラやスピーカーなどがあり、どのように全面ディスプレイを実現するのか、疑問です。
スピーカーくらいなら、縁にギリギリ搭載するとか、なんとかなりそうな気がしますが、カメラは難しそうです。
必要な時だけ飛び出す、ということもできなくはないですが、Appleは絶対やらなさそう。となると、ディスプレイに内蔵するしかありません。
ディスプレイの内側にカメラがあったとして、ディスプレイが発光中は、それが写ってしまいますから使えないですが、ディスプレイがカメラ起動中だけでも透明になるのであれば、全面ディスプレイも成立するかもしれません。
透明ディスプレイのデモは、ニュースが動画で見たような気がしますが、スマホに搭載できるような技術なのか? 難しい技術的なことはわかりませんが、素人なりに調べてみました。
結構ある
「透明ディスプレイ」で検索してみると、結構ヒットしました。
「Samsung Display、透明型やミラー型の有機ELディスプレイを発表」(2015/06)
「次世代OLED市場の発展、LGの「透明大型パネル」、サムスンの「フレキシブル小型パネル」(2017/02)
「透明ディスプレー、テレビやクルマを激変させる」(2017/09)
などの記事がヒット。
記事を読むと、主に車のフロントガラスへ搭載や、ショーケース(商品の展示)、ARなどの用途が考えれらているようです。
スマホのディスプレイの内側へのカメラ内蔵の用途、というような使い方は、探した限りでは、見つけられませんでした。
カメラを邪魔しない透過率は?
一言に「透明」と言っても、どの程度透明なのか? カメラの前にあっても問題ない程度の「透過率」があるのかが、ポイントになってくるかもしれません。
2015年の記事では「透過率40%」という記載もありましたが、こちらの記事では「従来の透明ディスプレイの1.5倍以上の透過率となる70~80%を実現する」とあり、その透過率は上がっているようです。
iPhoneのカメラを内蔵するのに、どの程度の透過率が必要とされるのかはわかりませんが、フロントカメラだし、そこまで高い品質が求められないとすれば、可能性は十分ありそうです。
iPhone品質のディスプレイは可能?
透過率が高く、カメラの画質に影響しないような透過率が可能だったとしても、iPhoneの高精細、色の再現性、狭ベゼルなどのディスプレイのスペックは可能なのでしょうか?
「JDI、透過率80%を実現した透明カラーディスプレイ」という記事(2017/02)では、ジャパンディスプレイが「4型300×360ドット(117ppi)」という仕様の、透明ディスプレイをデモした紹介されています。
2019年のiPhoneに間に合うように、技術開発が進むのか、ちょっと微妙?
まだ、噂なので、時期にズレはあるかもしれませんが、実現の可能性は十分ありそうですね。
管理人としては、ノッチよりもFace IDのマスク対策もなんとかして欲しいけど。