実家の両親(70代)がガラケーからスマホに変更したいとのことで、1ヶ月ほど前から、どのような端末が良いか検討していました。
まず、iPhoneかAndroidかで悩んだのですが、シニア向けの端末もあるAndroidにしました。
「とにかく文字が大きく表示できること。」という要望も考慮し、選んだ端末がこちら。
「AQUOS sense」シリーズには、下図のような「かんたんモード」というホーム画面設定があります。
文字も大きく、よく使うアプリが大きく表示されて使い易そう、ということで決めました。
私自身ほとんどAndroidに触ったことがない(ほぼ9年ぶり)ので、後々両親に使い方を説明できるように、自分でも一度触ってみようと思い、事前に端末を購入しました。
で、使ってみたのですが、iPhoneと違うところが多く、戸惑いっぱなし。
自分がiPhoneに慣れていることもあるのかもしれませんが、本当にAndoroidでいいんだろうか? iPhoneもちゃんとシニア向けに設定すれば、両親にも使い易いのでは?と思い直しました。
前置きが長くなりましたが、iPhoneをシニア向けに設定していきたいと思います。
まず今回は、親の一番の要望である、文字サイズの拡大について、設定していきます。
目次
通常の文字サイズ設定
iPhoneの文字サイズの設定は、ここ。
「アクセシビリティ」で、さらに拡大する
こちらの設定から、さらに拡大することができます。
「文字を太くする」という設定もあるので、これもONにしておくと、より読み易い文字になります。
ただし、設定アプリでの、文字サイズの変更が反映されるのは「DynamicType機能」に対応しているアプリのみ。
Apple純正のカレンダーや、メモ、Safariなどは、ほぼこの機能に対応。
他社アプリでも、SmartNewsやLINEなども対応しているようです。(アプリによって、サイズに限界あり)
最大どこまで大きくなる?
このような文字サイズの設定で、どこまで文字が大きくなるのか? 比較してみました。
アクセシビリティの「さらに大きな文字」で、Maxにすると、横に6文字しか並ばないので、ちょっとスクロールが大変かもしれませんが、これくらい大きい方が読み易いという方もいらっしゃると思います。
Androidとも比較してみます。
右のAndroidは、6インチの「AQUOS sense3 Plus」で、最大の文字サイズ設定にしたスクショ。
iPhoneの方がはるかに大きく表示できました。
アプリから設定する場合
「設定」アプリから、文字サイズを設定する他に、各アプリで設定する場合もあります。
Safari
Safariは、iOSの文字サイズ設定も反映されますが、大きくなるのはURLの入力欄などだけ。
Webサイトの文字拡大はこちらから。
LINE
LINEも、トークなどの文字サイズの設定ができます。
「iPhoneの設定に従う」という設定もできます。こちらを使った方が、より大きな文字にできます。
これくらい大きければ、うちの両親も使えそうです。
Twitterも、アプリ独自の文字サイズ設定があります。
設定アプリによる文字サイズの変更も反映されます。ミックスでサイズが決まる感じです。
アクセシビリティの「ズーム」機能
文字サイズを大きくする以外に、文字を読みやすくする手段として、アクセシビリティの「ズーム」機能があります。
この機能をONにすると、3本指のダブルタップで画面の一部が拡大表示されます。
文字だけでなく画像も拡大されるので、画像を大きく見たいときにも便利です。
また、3本指のダブルタップしたあと、そのまま上下にドラッグすると、拡大倍率を調整できます。
ただ、ちゃんとこの機能を理解してONにしないと、誤操作で3本指のダブルタップしてしまったら、パニックになるかもしれません。ご注意を。(そんなケースはあまりないとは思うが。)
まとめ
ということで、iPhoneも設定すれば、かなり文字を大きくすることができました。
これなら、両親も読めなくて困ることはなさそうです。
iPhoneのアクセシビリティ機能は、他にもいろいろな設定があるので、シニア向けにも役立ちそうですね。