次期iPhoneの噂が盛り上がっていますが、中でも注目なのが、前面に広がる大型ディスプレイ。
「Touch ID」はどうなる?
ディスプレイの大型化によって、ホームボタンはなくなり、Touch IDもディスプレイに埋め込まれるという噂。
実際にそのような技術も存在しており、実現するかもしれません。
しかし、いくつかの噂では、Touch IDはディスプレイに内蔵されず、iPhoneの背面に搭載されると言われています。
ディスプレイへの内蔵は技術的には可能でも、億単位で生産されるiPhoneですから、生産の歩留まりや信頼性に課題があれば、見送られる可能性は十分あります。
ライバルたちの指紋認証は?
iPhone 5s以降、ホームボタンに搭載されてきたTouch ID。
一番使われるホームボタンとTouch IDの融合は、理になかったものだっと思います。
では、他のスマートフォンではどうでしょうか?
Xperia
Xperiaでは、側面の電源ボタンに、指紋認証センサーが搭載されています。
「本体を握る自然な動作でロックを解除できるように、サイズと位置にこだわりました。」とのことです。
確かに、置いてあるスマホを持ち上げるときには、必ず側面に触れるので、かなり自然に使えるかもしれません。
ただ、側面だと認識サイズがどうしても制約を受けるので、精度や認証速度がちょっと心配です。(使ったことないのでわかりませんが、問題ないかもしれません)
iPhoneのように、丸みのあるデザインや、薄型化への対応も難しいかも。
Galaxy
Galaxyはどうでしょう。
形は違いますが、iPhoneと同じ位置にありますが…
次期iPhone(の噂)と同じく、前面いっぱいのディスプレイを搭載した「Galaxy S8」では、やはり前面に指紋認証センサーを設置することはできず、背面への搭載となっています。
iPhone陣営としては、Galaxyと同じになっちゃうのは避けたいはず..。
Touch ID以外の認証は?
先に紹介した「Galaxy S8」では、指紋認証だけでなく、他の認証機能にも対応しています。
顔認証
フロントカメラで撮影した顔を認識して認証します。
かなり素早くロック解除できるようです。
ただし、セキュリティ的には弱い(写真でも解除できてしまう)ため、顔認証でできることは限られているようです。
アップルは、顔認証ソフトウェア技術を持つ会社を買収しており、用途は限られるかもしれませんが、採用される可能性はありそうです。
虹彩認証
虹彩を認証するには、Galaxy S8またはS8+を持ちながら、画面上の二つの円に目を合わせます。スマートフォンがあなたの虹彩を認証し、ロックが解除されます。
顔認証よりは、セキュリティレベルは高そうですが、作業としては少し面倒。
逆に、手袋などで指紋が使えない場合には便利な認証方法ですね。
指紋認証以外にも、認証機能を持たせるのは、Touch IDがすぐそこにない不便さを解決するいい方法だと思います。
ただし、認証方法ごとにセキュリティのレベルが違うので、認証ごとに、どこまで許すのかを制限することは必要になりそうですね。
次回は、Touch IDが背面に搭載された場合の使い勝手などについて、考えてみたいと思います。