nikkei TREBDYnetさんに、安売りだ!……開発者が激白、iPhoneは新世代ゲーム機なのか?【TGS 2009】という記事が掲載されていました。
記事によると、東京ゲームショウ2009で行われた「iPhoneから見たゲームの未来」という講演の内容が紹介されていました。
ITジャーナリストの林信行氏に続き、バンダイナムコゲームス、カプコン、コーエー、スクウェア・エニックス、ゲームロフト、APPLIYA、頓智ドットといったメーカが講演したそうです。
その中で、スクウェア・エニックスの安藤氏が、こんなことを語ったそうです。
コンシューマ機レベルのゲームの価格をあまりにも下げている会社が多い。
お客様に安いアプリを販売するのがいいのは分かりますが、内容と価格が見合っていない(安すぎる)タイトルも散見されます。今はマーケット(iPhoneゲーム市場)を作るための一番大事な時期です。我々が長期的に安心してクオリティーの高いタイトルを移植していくにあたり、(大安売りは)マーケット形成の足下をすくわれてしまいます。インディーズの方が安い価格で提供されているのは我々もエキサイティングに感じていますが、メーカーにはそういう形でiPhoneアプリ市場に臨んでいただけると心強いと思います。
iPhone OS 3.0からは、アプリ内課金もできるようになりました。ネットゲームが月額課金モデルからアイテム課金モデルに移行していったように、元々の売価は安くても、お客様に納得していただいた時点で新たなお金をいただくビジネスモデルを見つけなければ。そうしないと、個人としてはiPhone市場は“NEXTレベル”に行かないのではないかと思っています。
確かに、これが115円!? みたいなアプリはありますが、それで商売が成り立っているんだったら、それでいいような気がします。
これだと「うちは他社より開発費が高く付くので、この価格帯では勝負できません」と言ってる様に聞こえちゃいます。別に、1000円前後の価格じゃなきゃダメ!! って誰が決めたわけでもなく、自身があるならもっと高くてもいいわけで。
実際、もしドラクエがiPhoneで出れば、2,000円、3,000円でも売れると思います。
取り様によっては、他のメーカもいる中「みんな一緒にもっと高く売ろ~ぜ!!」と言ってるとも聞こえなくない? というのは、拡大解釈だろうけど…。