箱開け、ファーストインプレと、ご紹介してきたアップルの新マウス「
確かにタッチ操作は新鮮で楽しいのですが、Mighty MouseでExposéを使っていたユーザーにとっては、スクロールボタン押し、サイドボタン押しの2つの操作が無くなったのは、正直辛いものがあります。
そんな状況をなんとか打破してくれるユーティリティーソフトがありました!!
その名は「Expogesture」(フリーソフト)。
Expogestrue は、マウスでのジェスチャーに反応し、設定されたアクションを実行するアプリケーションです。
アクションとして「キーイベントの送信」というのが設定でき、これを利用して、マウスでのジェスチャーでExposéを実行することができます。
まずは、システム環境設定でのExposéの設定を確認。
Exposéの中でも一番使用頻度の高い「すべてのウインドウ」と「デスクトップ」は、F3とF4に設定しています。
で、Expogestureの設定。
カーソルを時計回りに回転させるジェスチャーに「F3」、カーソルを左右に往復させるジェスチャーに「F4」を割り当てます。
これで、カーソルを時計回りに回転させると、Macに「F3」キーを押したという情報が送られ、Exposéの「すべてのウインドウ」が実行されます。
(カーソルの動作がわかりやすように、カーソルを大きく設定しています)
ビデオ中では、3つのジェスチャーを実演。
「カーソルを時計回りに回転」→「F3」→「すべてのウインドウ」
「カーソルを反時計回りに回転」→「F6」→「アプリケーションのウインドウ」
「左右に往復」→「F4」→「デスクトップ」
という感じで、それぞれ2回ずつ実行されているのが確認できると思います。
最初は、ジェスチャーがの認識率に不安がありましたが、1日使っただけでも、かなり慣れて90%くらいは正しく認識されています。コツとしては、カーソルの回転は、1回転ではなくて、2,3回転すると認識され易いです。往復も同様。
上記ビデオでは、ちゃんと映像に写る様に、若干ゆっくりめにジェスチャーしていますが、もうちょっと早くても大丈夫です。
感度設定もできるので、いろいろ試して、自分にあった値に調整してみるといいと思います。私はいまのところ「16」で使っています。
と、かなり便利な「Expogesture」ですが、1点だけ問題が。それは、ファイルをドラッグしたままでは、ジェスチャーが受け付けられないということ。
Mighty Mouseでは、ファイルを掴んだまま、サイドボタンを押してExposéの「デスクトップ」を発動。これだと、ウインドウが沢山開いていてデスクトップが見えない状態でも、簡単にデスクトップ上にファイルを移動できました。(Safari上から画像をコピーしたりするのに重宝していた)
しかし、Expogestureは、ファイルを掴んだままでジェスチャーしても受け付けられないので、これができません。
これについては、ホットコーナーに頼るしかなさそうですね。
完全ではありませんが、これでかなり快適になりました。すばらしいソフトをフリーで提供していただいている作者様に拍手!!