「USB Power Delivery」規格に対応した「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」のレビュー、後編です。(前編・中編)
今回は、いよいよ新しいMacBook Proの充電に挑戦です。
前回書いたように、USB PD対応の「PowerPort+ 5」であれば、MacBook Proを充電できる可能性はありそう。(12インチのMacBookには正式に対応しています。)
それでは試してみます。
一番上のUSB-Cのポートと…
MacBook Proの付属ケーブルで接続します。
充電マークになりました。とりあえず、充電はできています。
システムレポートを見ると、45Wの電源として認識されています。
「PowerPort+ 5」のスペックは、30Wまでのはずなのですが。多少スペックよりも、実効性能は余裕をみてるのかな?
ちなみに、純正の電源アダプタの場合は…
60Wで認識されます。
「ファームウェアのバージョン」という項目もありますね。アップル純正だけなのかな?
で、問題は、実用的な充電能力はあるのか?
残り30%の状態から、満充電にかかる時間を、純正アダプタと比較してみます。
純正アダプタは、2:08。
「PowerPort+ 5」は、2:44。
差はありますが、それほど大きくはないですね。この程度なら十分使えると思います。
さらに、接続しながらMacBook Proを使ってみても、ちゃんと残量は増えてきました。
ということで、MacBook Proの電源アダプタとして、「PowerPort+ 5」は、使えそうです。
充電時間は延びますが、メリットとしては、価格が安いことと、他のUSB機器の充電もできることですね。
例えば、家と会社でMacBook Proと使うという場合には、家では「PowerPort+ 5」を使って、会社や出張用に純正アダプタを使うというのもいいかもしれません。
もし、出張や旅行で、MacBook Proの電源アダプタと、iPhone、iPadなどの充電用にUSBの電源も持ち歩いているなら、「PowerPort+ 5」で1つにまとめることもできますね。
ただ、ちょっと、ケーブルが長いので…
純正アダプタからコンセントだけ移植してみました。これならコンパクト。見た目が間抜けですが…。
一応使えることは確認できましたが、あくまで個人の実験によるものです。アップルやAnkerから正式に推奨されているわけではないので、ご使用は自己責任でお願いします。
(12インチのMacBookについては「Apple 製以外の USB-C 電源アダプタでも、USB PD (Power Delivery) 仕様に準拠した製品であれば MacBook を充電できます。」と正式に公表されているのですが、Proに関しては、現時点でその記述は見つからず。)