昨日の夜、NHKスペシャル「デザインウオーズ ~ケータイ開発の舞台裏~」という番組が放送されていました。(再放送)
携帯電話のデザインをめぐる各社の取り組みを紹介。
NECでは、デザインチームがiPhoneのようなタッチパネル、薄型、大画面の携帯電話をデザイン。これに対して、技術チームがこんなん無理じゃ~、って感じで交渉は難航。
なんとか開発がスタートしたと思ったら、今度はデザインチームが、目玉のタッチパネルは押し間違いがあるので、ボタンに変えたいと要求。技術チームは今更何言ってんの?と、またまた大もめ。結局技術チームが折れて、一から設計やり直し。
まったく、なにやってんでしょうね?
もしこの取材がiPhone発売前だったら、iPhoneを触ったデザインチームが「やっぱりタッチパネルで…」なんて言い出してるかも!?
キャリアの人が「この型番のところ光らせられないかなぁ?」(写真のL704iという所)という、完全に思いつきのどうでもいい提案。これに対してLG電子さんは「1週間で直してきます!!」と、完全にキャリアの言いなりでした。
はっきり言って、キャリアは端末メーカを弄んでいるようにしか見えませんでした。
iPhoneの日本版では、キャリアの要求に屈しないで欲しいものです。それに、こんな傲慢なキャリア(D○c○m○ 一応自主規制)からは、絶対iPhoneを出して欲しくないです!!
デザイン、技術(設計)、そしてわけのわからない要求をするキャリア。こんなしがらみの中で、携帯作る人達ってほんとに大変ですね。
NECの技術マネージャの人も「毎日胃が痛い」と言っていました。
アップルは、デザインと技術が融合しているけど、それって凄い事なんだなぁと、再認識させられる番組でした。