落下テストは、腰の高さ、頭の高さ、3メートルの3つの高さから、それぞれ、底面(Lightningがある面)、背面、ディスプレイ面の3方向から落として、破損具合をチェックされています。
落下させる床は、コンクリートのようです。
iPhone 12は「セラミックシールド」搭載
iPhone 12シリーズでは、ディスプレイ面に「Ceramic Shield(セラミックシールド)」が採用されています。
ほとんどの金属よりも硬い、ナノセラミッククリスタルをガラスに組み込んで作りました。簡単そうに聞こえるかもしれませんが、セラミックは透明ではないため、とても難しいプロセスです。私たちは、クリスタルの種類と結晶化の程度をコントロールすることで、高い透明度を維持しながら、セラミックの強度を最大限まで高める特別な調合法を開発。この画期的な手法により、ディスプレイに最適なCeramic Shieldが誕生しました。これまで、ほかのどんなスマートフォンにも使われていません。そして、どんなスマートフォンのガラスよりも頑丈です。
という、すごいやつです。
その耐落下性能は、なんと従来の4倍。
今回の落下テストでその強さは証明されるのか?注目です。
腰の高さから
腰の高さからの落下では、フレームに傷が入る程度で、目だった損傷はなしです。
まだまだこれくらいで壊れられては困ります。
頭の高さから
頭の高さからの落下でも、底面、ディスプレイ面からの落下では大きな損傷なし。「セラミックシールド」もその性能を発揮しているようです。
この状態でも動作には問題はありませんでした。
3mの高さから
最後は脚立の上、3mの高さかのテスト。
さらに背面、ディスプレイ面と、計3回3mの高さから落下させても「セラミックシールド」に破損はありませんでした!!
ただし、ディスプレイ面とフレームの間に隙間ができ、ついにはタッチパネルも反応しなくなってしまいました。
「iPhone 12 mini」は、最後まで動作にも問題なし。もちろん「セラミックシールド」も無傷でした。
「セラミックシールド」はマジ最強!!
「セラミックシールド」の強度は本物でした!!
3回も3mから落として、フレームとの間に隙間ができても、「セラミックシールド」の下のディスプレイが壊れても、「セラミックシールド」だけは割れることはありませんでした。
ただ、背面のガラスは、割れに注意が必要。頭の高さからの落下でも割れることがありそうです。
もし背面ガラスが割れてしまった場合の修理費は、64,800円。
ぜひ次モデルでは、背面も「セラミックシールド」にして欲しい..。
でも、Proの美しいフレームを隠すのは偲びないという場合は、AppleCare+や「モバイル保険
「iPhone 12」シリーズは、久しぶりのデザインの刷新、5G対応、MagSafeなど、大きな進化を遂げましたが、ガラス強度という地味なポイントにも、きっちり対策をしているところが素晴らしいと思います。(背面もそうなら完璧でしたが..)
そのうち、前面、背面の割れを全く気にせずに、iPhoneを使える時代が来るかもしれませんね。