Appleは、iPhone移行用のAndroidアプリ「iOSに移行」を提供しており、簡単に移行できるようになっています。
しかし、困ったのが、娘がAndroidで主に使用していたアプリ「LINE」の移行です。
同じOS間での移行は簡単なのですが、Android⇔iPhone間の移行はちょっと難しい上に「トーク履歴が引き継げない」という制約があります。
しかし、娘はトーク履歴を残したいとのことで、何とか方法はないか調べたところ「iTransor for LINE」というソフトを使えばできることがわかりました。
ということで、今回は「iTransor for LINE」をご紹介します。
「iTransor for LINE」とは?
「iTransor for LINE」は、LINEのトーク履歴のバックアップと引き継ぎを簡単にしてくれるソフト。Windows版とMac版があります。
具体的には以下のことが可能です。
- LINEのデータを iPhone / Android からパソコンへバックアップ
- LINEのバックアップファイルからデータを自由に選択してPCに保存
- AndroidとiOSデバイスの間(iOS⇔Android)、同Android / iOS間の直接転送
- LINEデータをバックアップファイルからiOS / Androidに復元
- HTMLやPDF、CSV / XLSなど、多様な形式でトーク履歴をエクスポート
今回の目的は、AndroidからiPhoneへの移行ですが、いきなりはちょっと不安だったので、まずはAndroidからMacにバックアプをしてみました。
Androidのトーク履歴をMacにバックアップする
それでは、手順を説明します。
バックアップはこちらのタブから行います。
操作方法を詳しく案内してくれるので、その通りに進めていきます。
まずは、MacにAndorid端末を接続します。
iTransorのソフト側からAndoridをコントロールする必要があるので、開発者向け設定をONにするなど、設定を変更します。
普段あまり関わらない設定画面なので、ちょっと不安でしたが、指示の通り操作すれば完了できました。
ちょっとややこしそうですが、指示の通り進めれば問題ありません。
完了後は、Andridに最新バージョンのLINEをインストールする必要があります。そこは手動です。
10分かからないくらいの作業でした。
続いて、問題なくバックアップができたのか? Mac上でバックアップを確認してみます。
バックアップ確認や書き出し
バックアップの確認は、こちらから行います。
トークの履歴もそのまま表示されますし、写真や動画もバックアップされています。
バックアップしたデータは、「iTransor for LINE」上で閲覧するだけでなく、書き出しも可能。HTML、PDF、CSVなどの形式で保存できます。
LINEのトークのような表示がブラウザ上で再現されています。
AndroidからiPhoneへの移行
それでは、最初の目的の「AndroidからiPhoneへの移行」を行なっていきます。
先ほどMacにバックアップしたデータをiPhoneへ移すこともできますが、今回は直接移行する方法でやってみます。
まず、AndroidとiPhoneの両方をMacに接続します。
まず、「iPhoneを探す」をOFFにします。
AndoroidからiPhoneへの移行も問題なく完了できました。
まとめ
通常ではできない、AndroidからiPhoneへのトーク履歴の移行を無事に完了できました。
手順の途中、ちょっと難しい設定もありますが、iTransorが詳しく手順を教えてくれるので、ほとんど困ることはありませんでした。
また移行だけでなく、PC、Macにバックアップが取れるのも魅力。
何年もLINEを使っていると、iCloudへのバックアップ容量が大きくなってしまいます。そんな時は、iTransorでMacへバックアップして、iCloudのバックアップデータを削除すれば、iCloudを軽くすることもできると思います。
「iTransor for LINE」は、AndoroidからiPhoneへのトーク履歴の移行ができる数少ないソフト。
移行が必要になったら、ぜひご検討されてはいかがかと思います。