M.I.C. Gadgetさんによると、Foxconnが「iPhone 5」の試作機が紛失し、この試作機がケースメーカに売却されたことから、iPhone 5用のケースが販売されているとのことです。
日本でもケースが普通に売られてしまっている「iPhone 5」。しかし、本当にあんなデザインになるとは、どうしても信じられない…。
もし、あれがiPhone 5用ではないとすれば、何なのか? 次期iPod touch?はたまた、全くの別のメーカの製品? いやいや中身なんて、そもそも実在しないという可能性も…。(主要メーカのCase-Mateからも出たということで、ちょっと信憑性は上がりましたが…)
中身が実在しないといえば、思い出されるあの事件…「iPhone nano」。
ことの発端は、日本での初めてのiPhone、「iPhone 3G」が発売された半年ほど後、2008年の12月。
「来年1月にiPhone nanoが発表!? またしてもケース画像が流出??」
翌年1月に開催される、Macworld Conference & Expoで「iPhone nano」が発表されるという噂。
ただの噂であれば、信憑性は低かったんですが、ケースの3Dモデルが曲者。なぜなら…
iPhone 3Gや、9月の新型iPod nanoの発表前にも、ケースの3Dモデルが流出して、結局本物だたったということもありましたからねぇ…。
という実績があったから。
今ではケースから新機種のデザインの噂が立つというのが、定番ですが、当時はまだこのパターンが出始めでした。立て続けに2つの実績があったことから、これは本当かも? という気にされられちゃいました…。
さらに、追い打ちをかけたのが..
ついに、ケースの販売開始、しかも複数のメーカから…。これで私の中では「iPhone nano」が確定しちゃいました。
で、迎えたMacworld Conference & Expoの基調講演。
「これを見なけりゃ年は明けない!! MacWorld 基調講演生中継!!」
もちろん「iPhone nano」など発表されるわけもなく…。
で、この事件に終止符を打ったのが…
「iPhone nanoは、ケースメーカの金目当てのでっち上げ!?」
iPhone nanoとはいったいなんだったのか?という真相にビックリしました。詳しくは言えませんが、それらはビジネスとして収入を得る手段であり、それが入手困難になったとしたらどうするか? その一つがあれだったようです。
前回もTrueだったから、次もTrue。だれもがそう思う。そこが収入源になるらしいです。。(恐ろしい)
というわけで、ケースまで発売された「iPhone nano」は存在しませんでした。完全にダマされた私でした…。
詳しくはわかりませんが「iPhone nano」という偽情報が金儲けの為に利用されたようです。何者かが「iPhone nano」形状データを勝手に作ってケースメーカに売ったとか、ケースメーカがでっち上げてケースを販売して儲けたとか、そんなんだと思います。冒頭のFoxconnが「iPhone 5」の試作機が紛失したという話も、もし私が偽データ制作者なら、そう言ってケースメーカに接触するなぁ。
それに、実機が流出したなら、iPhone 5の「前面」のデザインが反映されたケースが存在しないのも不可解。
ということで、今回の「iPhone 5用ケース」も「iPhone nano」と同じという可能性もあり、素直に信じられません。
偽物にしては、スイッチの位置や、先細りのデザインなど、新しいところもあったり。偽物なら凝ったことせずに、ただ大きいだけでも良かったような…。
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