2020年発売の「iPhone 12」以降、「iPhone 13」「iPhone 14」シリーズは、付属品がケーブルのみ。それまでのiPhoneに付属していた充電器(電源アダプタ)は付属していません。
しかも付属のケーブルも、従来の「USB-A Lightningケーブル」ではなく、「USB-C Lightinigケーブル」に変更。
いままでのiPhoneに付属の充電器では使用できません。
(従来のUSB-Aのケーブル&充電器を使えば、遅いですが充電は可能です。)
(「iPhone 11 Pro」、「iPhone 11 Pro Max」には、USB-Cのケーブルと、USB-C充電器が付属でしたので、そのまま使えます。)
でも、「USB-C Lightinigケーブル」と、別途USB-C充電器を使用すれば、わずか30分で最大50%の充電が可能なります。
ということで、 iPhone 14/13/12シリーズが快適に使える、高速充電可能なUSB-C対応充電器をご紹介します。
目次
必要な充電器の仕様
今回必要になるのは、付属のケーブルに対応した「USB-C充電器」。
その中でも「Power Delivery(PD)」に対応していないと、高速で充電できません。
さらに、PD対応の充電器の中でも、「iPhone 14/13/12」シリーズを最高速で充電するには、出力20W以上の充電器が必要です。
(さらに細かい条件を言えば、本当に最高速で充電できるのは「9V=2.22A」以上の出力に対応した充電器です。ここでは18W対応の充電器も高速充電対応として紹介しています。ご了承ください。)
条件をまとめると….
「USB-C Power Delivery(PD)対応、出力20W以上の充電器」
となります。
この仕様を満たした充電器をご紹介していきます。
Apple純正品
まずはApple純正品。
Appleは5種類の「USB-C 電源アダプタ」を販売中。全てPDに対応しています。
「iPhone 14/13/12」シリーズに必要なスペックは「20W」以上。
PD対応の充電器は、基本的に大は小を兼ねますので、どれを使用してもOKです。
(販売が終了した、29W、87WのUSB-C電源アダプタも使用可能です)
61Wは13インチのMacBook Proを、96Wは16インチのMacBook Proを、それぞれ最高速で充電することもできます。
また、Appleからも2ポートの「USB-C 電源アダプタ」も登場しました。
サードパーティ製
Apple純正以外の充電器も使用可能です。
Appleのサポートページによると、高速充電が可能な充電器の条件として、
「USB Power Delivery (USB-PD) に対応する、互換性のある他社製の USB-C 電源アダプタ」
と書かれています。
ということで、他社製でも問題なし。
ただ、あまり聞いたことがないメーカーだと不安なので、主要なメーカーの充電器を、タイプ別にご紹介します。
20Wの超コンパクトタイプ
20WというスペックのUSB-C充電器はあまりなかったのですが、iPhoneの発売に合わせて、新製品が登場しています。
サイズ:約45×27×27mm(プラグ含む)
サイズ:約47×28×28mm(プラグ含む)
どちらも、いままでのiPhoneに付属されていたUSB-Aの充電器とほぼ同サイズと、超小型です。
ただし、プラグが折りたためないので、持ち運びにはあまり向きません。
Apple純正も含めた20W充電器のレビューはこちら↓です。
【追記】コンパクトでプラグが折りたたみできるモデルが登場しています。
サイズ:約28×28×33mm
サイズ:約32x30x30mm
非折りたたみタイプと比べると、プラグ以外の部分はやや大きめですが、それでも十分コンパクト。
持ち運びにも便利です。
30Wのコンパクトタイプ
それほどサイズが大きくなく、MacBook Airにも対応できる30W。
プラグが折りたたみができるモデルもあります。
サイズ:約4 x 33 x 32mm
2,990円
サイズ:約32 x 30 x 38 mm
サイズ:約76 × 45 × 16 mm、折りたたみ式プラグ
キューブなタイプとフラットタイプ。お好みでどうぞ。
USB-CもUSB-Aも両方使えるタイプ
高速充電ができるUSB-Cに加えて、従来のUSB-Aのケーブルも使用できる、2 or 3ポートタイプ。
6,589円
サイズ:約59 x 43 x 28mm、折りたたみ式プラグ
3,465円
サイズ:約52 x 52 x 30mm、折りたたみ式プラグ
7,990円
サイズ:約 66 × 38 × 29mm、折りたたみ式プラグ
まだまだUSB-Aのケーブルを活用したい場合も多いと思います。そんな時に便利な2ポートタイプ。
iPhoneとAirPodsなどを同時に充電したいときにもいいですね。
MacBook Proにも対応できる高出力タイプ
コンクパクトながら、MacBook Proにも対応できる高出力のタイプ。
MacBook Proの各モデルには、下記の充電器が付属しています。
これらを使用すれば、最高速での充電が可能です。
- MacBook Pro 13インチ:61W
- MacBook Pro 14インチ 8コアCPUモデル:67W
- MacBook Pro 14インチ 10コアCPUモデル:96W
- MacBook Pro 16インチ:140W
上記よりも小さい出力の充電器でも充電は可能。
ただし、出力が小さいほど、充電に時間がかかります。
最近のMacBook Proの充電器は「ゼロの状態から50パーセントまでの充電が約30分」を基準に、充電器のワット数が決めれられているため、かなり高出力の充電器が付属されています。
高出力の充電器ほど、サイズは大きくなりますので持ち運ぶには不便。
付属の充電器より小さい出力でも十分高速に充電できますので、追加での購入もおすすめです。
例えば、MacBook Pro 16インチを100Wの充電器で充電した場合でも、わずか1.9時間で満充電にできます。
サイズ:約67 x 57 x 32mm、折りたたみ式プラグ
サイズ:57 x 57 x 32mm、折りたたみ式プラグ
サイズ:68 x 68 x 32 mm、折りたたみ式プラグ
少し大きいですが、それでも手のひらサイズ。
これ1つで、iPhoneからMacBookまで対応できるので、MacBookも持ち歩く方にはおすすめです。
車でも高速充電できるカーチャージャータイプ
車に乗られる方は、車で充電される機会も多いかと思います。
ちょっと近所に買い物..、そんな時でも高速充電なら、短い時間でたっぷり充電できます。
コンパクトながら、2ポートの製品も。
高出力なタイプなら、iPhoneとiPadなど、2台同時に高速充電が可能です。
据え置き型 多ポートタイプ
デスク周りに1つあれば、様々な機器をまとめて充電できます。
サイズ:約99 x 70 x 34mm
サイズ:約113 × 81 × 29mm
サイズ:89 x 86 x 18mm
サイズ:60 x 75 x 29mm
サイズ:103 x 72 x 23mm
「据え置き」としましたが、十分持ち運べるサイズのものもありますね。
「MagSafe充電器」にも充電器が必要
「MagSafe」では、15Wのワイヤレス高速充電が可能です。(「iPhone 12 mini」は12Wまで。)
MagSafeに対応した最初の充電器が「MagSafe充電器」。
「iPhone 14/13/12」シリーズを使うなら、試してみたいですよね。
その「MagSafe充電器」にも、充電器(電源アダプタ)が必要です。なんだかややこしい話ですが…。
このUSB-Cコネクタに接続する充電器が必要です。
「MagSafe」の充電器に必要なスペックは「iPhone 12」と同じ。
ですので、今回紹介した充電器であれば問題ありません。
まとめ
今後、iPhone、Apple製品だけでなく、世の中の様々なデバイスが、USB-Cで充電できるように変わっていくと予想されます。
ここで紹介した充電器も、iPhoneだけでなく用途は広がって行くはず。
「USB-C充電器」は、持っていて損はないです。
高速充電で快適なiPhoneライフを。
あっ、iPhone12には、ヘッドホンも付属していないので、AirPodsもぜひどうぞ。