ソフトバンクが2010年度第3四半期決算説明会を開催していました。
ソフトバンクモバイルのモバイル事業が好調で増収増益。その主な要因は好調なセールを続けるiPhoneによるもので、同社の累計契約数のシェアは前年同期から1.2ポイント上昇し20.8%となったそうです。(それでも1年でたったの1.2ポイントか…)
気になる発言も色々出ています。(ケータイWatchさんより)
同氏は「弱点は電波」と言い切った。昨年3月末の電波改善宣言以来、順調に基地局設備を増強していると説明し、3月末には12万局、9月末には14万局になるとした。孫氏は、14万局で満足するわけではなく、「多くのユーザーに満足いただけるまで改善し続ける」と話した。
孫氏が「勝利の方程式」として紹介したのがiPhoneだ。外部調査期間のデータを元に、新規契約の獲得にiPhoneが非常に貢献しているとした。孫氏は「我々もAndroidを取り扱っているが、今日現在、Androidアプリ20万のうち日本円で購入できるものは約6000種類、iPhoneアプリは日本円で買えるものが30万と圧倒的な差がある。顧客満足度調査でも98%が満足と回答するなど恐るべき商品だ」と語り、「当初、多くのメディアでiPhoneが売れないと言われたが、使った利用者が一番わかっている。ほかのスマートフォンも売るが、主軸がiPhoneであることは変わらない」と引き続き主役の座はiPhoneであることを印象づけた。
iPhoneが情報革命の最大の武器であると語ったほか、アップルとは最初から独占契約は行っていないこと、良好な関係を継続していることなども語られた。
iPadは、グループ社員含めた2万人に配布しているとして、外部の多くの企業からも多くの引き合いがあるとした。ソフトバンクテレコムの営業スタッフについては、iPadの導入によって、社員1人あたりの1カ月の経費が9万5000円浮いたという。
iPhoneが好調で、今後もiPhoneが最大の武器となるという孫社長。この感じだと、やはり他キャリアからのiPhone発売はないのかなぁ…。
でももし、ドコモやauからのiPhone発売が実現すれば、ソフトバンクへの打撃はとてつもなくデカそう。
iPhoneは儲かるけど、iPhoneばかりに傾倒すると、他キャリアからもiPhoneが出た時のダメージが大きい。でもiPhoneを押して行かないと業績が伸びない…。う〜ん、舵取り難しそうだなぁ。
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