先ほど行われた、Appleのスペシャルイベントで、噂通り、新型「iPad Pro」が発表されました。
噂の通りの点も多いですが、それ以上と言ってもいい新型「iPad Pro」。そのポイントをチェックしてみます。
新デザイン
ご覧の通りの新デザイン。iPadシリーズでは、初めて角ばった側面となっています。
おそらく、Lightningよりも大きいUSB-Cの搭載や、Apple Pencilの装着のためにも、こうする必要があったんでしょうね。
サイズはこんな感じ
11インチモデル:247.6 x 178.5 x 5.9mm 468g
12.9インチモデル:280.6 x 214.9 x 5.9mm 631g
旧モデルは、
10.5インチ:250.6 x 174.1 x 6.1mm 469g
12.9インチモデル:305.2 x 220.6 x 6.9mm 713g
11インチは、10.5インチと比べて、縦はわずかに小さく、横は大きくなっています。
12.9インチの方は、縦がかなり小さくなっていますね。
厚みは、iPad史上最薄です。
ホームボタンがなくなって、フルスクリーンにはなりましたが、実はそれほど狭ベゼルではなく、横のベゼルは逆に広くなっています。
でも、4辺のベゼル幅は均一になったので、すっきりした印象はありますね。
カラーは、シルバーとスペースグレイの2色展開となっています。
ディスプレイ
有機ELではなく、iPhone XRと同じ、Liquid Retinaディスプレイが採用されました。
公開されているビデオによると「Liquid Retinaディスプレイ」について、「最も進化した、最も反応の良いAppleのディスプレイだからです」としています。
iPhone Xシリーズと同じように、角が丸くなっていますが、ノッチはありません。
それなりにベゼル幅があるので、カメラなどはベゼルに収まっています。
ピクセル数は、11インチが2,388 x 1,668ピクセル、12.9インチが2,732 x 2,048ピクセル。解像度は264ppiで、旧モデルと変わっていません。
チップ
チップは、iPhone XSなどのさらに上をいく「A12X Bionicチップ」が搭載されました。
A8との比較で、
CPU:3倍高速
グラフィックス:8倍高速
現在販売されている、全てのPCの92%よりも速いとのことです。
デモで、ゲームやAdobeのPhotoshopが紹介されましたが、確かにサクサク動いている印象でした。
Face ID
ホームボタン、Touch IDがなくなり、Face IDが使えるようになりました。
iPhone Xシリーズと同様に、TrueDepthカメラを搭載し、顔を立体的に認識します。
TrueDepthカメラは、縦にした状態で、上部についています。横に持った状態でも、Face IDは使用できますが、手で隠れないように、注意が必要かもしれません。
カメラ
旧モデルから、12メガピクセルや、f1/8といったスペックに変更はありません。
ただ、旧モデルにあった「光学式手ぶれ補正」がなくなっています。薄型化の代償かもしれません。
レンズ構成も、6枚から5枚に変更になっています。
また、iPhone XRでは、シングルカメラで「ポートレートライティング」が使えるようになっていますが、iPad Proでは実装されませんでした。
フロントカメラは、TrueDepthカメラになりましたので、ポートレートモードやニ文字、ミー文字に対応しています。
USB-C
Lightningコネクタに代わり、USB-Cが搭載されました。
従来は、アダプタを介していた外付けディスプレイへの接続も、ケーブル1本で直接つなげるようになりました。カメラなどのアクセサリとの接続も可能です。
さらに、iPad ProからiPhoneへの充電が可能になりました。
Apple Pencil 第2世代
別売りですが、Apple Pencilも新しくなりました(第2世代)。
サイズとしては、直径8.9mmは変わりませんが、長さは10mmほど短くなっています。
重さは20.7gで変わりません。
初代は断面は丸くなっていましたが、第2世代は、一部分平らな面になっており、この面でiPad Proと磁石でつけられるようになっています。
また、この状態で、充電もできちゃいます。
新機能として、内蔵された筒状のタッチセンサーにより、ダブルタップでツールを切り替えることができます。お絵描きアプリなら、消しゴムに切り替えるなど、アプリで機能を割り当てられます。
残念ながら、初代との互換性はなし。第2世代は、新型iPad Proのみ対応。また、初代Apple Pencilを新型iPad Proで使うこともできません。
価格は、14,500円。初代は、10,800円で変更ありません。
ちなみに、Apple Online Storeでの購入時には、レーザー刻印が可能になっています。
Smart Keyboard Folio
専用のキーボードも新しくなり「Smart Keyboard Folio」となました。
従来は、側面にマグネットで取り付け、iPad前面に被せて、折り返すような構造でしたが(上の画像)、新型は、背面にマグネットで取り付け、前面に被せる構造(下の画像)になっています。
前面、背面が保護でき、段差もなくスッキリしますね。ただ、厚みはやや増えそう。
従来は、側面にあったSmart Conectorは、 背面下部に変更になっています。
価格は、11インチ用が19,800円、12.9インチ用が19,800円。(従来の10.5インチ用は、17,800円)
Smart Keyboard Folioも、Apple Pencilもそうですが、マグネットが活用されており、iPad Pro内部には、102個ものマグネットが仕込まれているそうです。
その他のアクセサリ
新型iPad Proに合わせ、アクセサリも新しくなっています。
Smart Folio
従来の「Smart Cover」ではなく、「Smart Folio」が用意されました。
Smart Keyboard Folioと同様に、こちらも前面、背面の両方を保護するようになっています。
スタンド機能は従来と変わらず。
価格は、11インチ用9,800円。12.9インチ用が11,800円となっています。
従来のような、前面のみカバーは、純正では用意されないようです。(マグネットは、Apple Pencilとは反対の側面にも内蔵されているので、作れないわけっではないと思う)
USB-C – SDカードリーダ
Lightningのアクセサリは、使えなくなったので「USB-C – SDカードリーダ」が用意されました。
iPad Proだけでなく、MacBookなどのUSB-C搭載のMacなどでも使用できます。
価格は、4,500円。
USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ
ヘッドフォンジャックが廃止されたため、こんなものも。
「USB-C – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」
価格は、1,000円です。
価格
高スペックが価格にも反映されています…。
11インチモデル
64GB Wi-Fi :89,800円
64GB Wi-Fi+Cellular :106,800円
256GB Wi-Fi : 106,800円
256GB Wi-Fi+Cellular :123,800円
512GB Wi-Fi :128,800円
512GB Wi-Fi+Cellular : 145,800円
1TB Wi-Fi :172,800円
1TB Wi-Fi+Cellular : 189,800円
12.9インチモデル
64GB Wi-Fi :111,800円
64GB Wi-Fi+Cellular :128,800円
256GB Wi-Fi : 128,800円
256GB Wi-Fi+Cellular : 145,800円
512GB Wi-Fi :150,800円
512GB Wi-Fi+Cellular : 167,800円
1TB Wi-Fi :194,800円
1TB Wi-Fi+Cellular : 211,800円
iPadが20万円越えです。ちなみに税別です。
また、10.5インチモデルも継続販売ですが、値下げはされませんでした。Appleさん、強気..。
発売日
すでに、予約受付は開始されており、発売は、11月7日となっています。
スペックは最高ですが、価格も最高。
でも、それでも欲しくなる魅力的な、新型です!!
購入・予約はこちら
キャリアでも、11月1日より予約受付が開始されています。
量販店では、ポイントがつくところもあり、お得です。
Apple Storeならこちらもお忘れなく。(新製品は一部対象外の場合もあります。)
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