ロジクールさんが、iPad Pro11インチ、12.9インチモデル用のキーボード一体型ケース「SLIM FOLIO PRO」を6月20日から発売すると発表しました。
本製品は「iPad Pro」に対応したキーボード一体型ケースで、「iPad Pro」を携帯性を維持しながら、ノートPCのように扱うことができます。
また、キーボードのバックライトも採用しています。バックライトの搭載により、プレゼンテーションやセミナー会場のような暗所でも活用しやすくなり、さらに生産性を高めることができます。
Appleからも純正の「Smart Keyboard Folio」が販売されていますが、ついにロジクールからも登場です。
他にも、安いものが多数出ていますが、やはり信頼できそうなのは、Apple純正とロジクールの2択。
迷われる方も多いと思いますので、純正とどこが違うのか? 比較してみたいと思います。(主に11インチ用で比較)
デザイン・サイズ
左がApple純正「Smart Keyboard Folio」、右がロジクールの「SLIM FOLIO PRO」。
「Smart Keyboard Folio」は、iPadのサイズぴったりに作られてスリムな感じがしますが、「SLIM FOLIO PRO」は、iPadのコーナーまでがっちりガードしています。
サイズ、重さは…(厚さは、iPad込みのサイズ)
「Smart Keyboard Folio」
サイズ:248mm x 180mm x 12mm
重量: 295g
「SLIM FOLIO PRO」
サイズ:253mm x 195mm x 22.55mm
重量: 552.42g
「SLIM FOLIO PRO」が、iPadの側面まで保護している分、大きくなっています。
また、厚みがかなり違います。その理由は、後ほど。
構造・角度
構造は、どちらも似ています。
iPad Proの背面から保持して、立て掛ける方式。
少し違うのは「Smart Keyboard Folio」は、マグネットでiPadを保持するのに対して、「SLIM FOLIO PRO」はコーナーで保持しています。
「Smart Keyboard Folio」は、少し外れやすい感じもするので、「SLIM FOLIO PRO」はその点、安心かもしれません。
「SLIM FOLIO PRO」が調整できる角度は、
タイピングモード:58度
スケッチモード:10度
の2種類。
「Smart Keyboard Folio」は、2種類の角度でのタイピングが可能。
非公式ですが、一応スケッチモードような使い方もできます。
キーボードの仕様
配列 | キーピッチ | キーストローク | ショートカットキー (ファンクションキー) | バックライト | |
---|---|---|---|---|---|
ロジクール 「SLIM FOLIO PRO」 | US配列 | 17mm | 1.6mm | iOS対応の14個 | 搭載 明るさ3段階 |
Apple 「Smart Keyboard Folio」 | 日本語(JIS) 英語(US) など6種類 | 18mm | 1mmくらい | 無し | 無し |
「SLIM FOLIO PRO」には、ショートカットキー、バックライトがあるのが大きな違い。
ショートカットについては、「Smart Keyboard Folio」では、オンスクリーンの「ショートカットバー」という機能が使えます。
キーボードの構造、質感はずいぶん違います。
「SLIM FOLIO PRO」は、普通のキーボードという感じ。
打鍵感は、触ってみないとわかりませんが、見た感じは「SLIM FOLIO PRO」の方が良さそうです。
このキーボードの構造の違いや、バックライトの搭載で、「SLIM FOLIO PRO」の方が厚さや重さが増しているようです。
Apple Pencil対応
どちらも、Apple Pencilに対応していいます。
と言っても、「Smart Keyboard Folio」は、側面は空いているので、そこでApple Pencilを充電するだけです。
マグネットでついているだけで、自然には取れませんが、どこかに引っ掛けて落としてしまうこともあるかもしれません。
「SLIM FOLIO PRO」は、カバーにApple Pencilを差し込んで、しっかりと保持することができます。このまま閉じても、Apple Pencilの充電もできるようですが、Apple Pencilの差し込む向きには、注意が必要かもしれません。
充電・通信
「Smart Keyboard Folio」は、iPadの背面にある「Smart Connector」で、データと電力がやりとりされるシンプルな方式。
充電の心配や、Bluetoothのペアリング操作など、全く不要です。
「SLIM FOLIO PRO」は、充電式。1回の充電で、3ヶ月使用できます。(1日2時間使用)
通信は、Bluetooth Low Energyです。
価格
最後に価格です。
(税込。「SLIM FOLIO PRO」はオープン価格なので、調査時点でのAmazon価格を記載)
11インチモデル用
- Smart Keyboard Folio:21,384円
- SLIM FOLIO PRO:16,470円
12.9インチモデル用
- Smart Keyboard Folio:24,624円
- SLIM FOLIO PRO:17,550円
お好みでどうぞ
どちらも一長一短ありますが、ざっくり言うと
コンパクトさ、スマートさなら、Apple純正「Smart Keyboard Folio」。
タイピング、機能重視なら、ロジクール「SLIM FOLIO PRO」。
って、とこでしょうか。
どちらにしても、iPadにキーボードを追加すれば、用途が広がるのは間違いないです!!
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