私も毎日愛用しているApple Watchですが、WWDC 2016で気になる発表がありました。
それは、アプリの起動が最大7倍も高速化されるということ。
これまで、アプリを起動しても、しばらく画面中央でくるくる回る表示され、5秒から10秒くらい待たされて、ようやくアプリが起動していました。そんなわずわらしさもあり、私はほとんどアプリを使用していませんでした。
それが一気に7倍速。なぜそんなことが可能なのか? その謎について、ITmediaさんが解説されていました。
「なぜApple Watchは最大7倍もの高速化が可能なのか」
記事によると、高速化の施策は大きく3つ。
・最大の違いはメモリの使い方の変更
watchOS 3では、メモリの使い方を変え、「ドック」と呼ばれる場所に最大10個のアプリを入れておけるようになります。ドックに入っているアプリはメモリに常駐する形になり、瞬時に起動できるようになるとのこと。これによって動作の高速化が実現しているわけです。
・バックグラウンドでの情報更新もサポート
さらに、watchOS 3ではバックグラウンドでの情報更新もサポート。アプリを呼び出してからiPhoneと通信して、情報をアップデートするのではなく、あらかじめアプリが最新情報を持っているために、起動後必要な情報がすぐ表示でき、体感速度が上がるのです。
・ユーザーインタフェースも最適化
ドックの登場によって、グランスは役目を終えます。画面を下から上にスワイプし、グランスを選ぶと情報更新にしばらく待たされ、その後アプリを起動するのにさらに時間がかかる状態から、大きく操作方法が変わるわけです。これによっても、より動作が速く感じられるようになります。
このような高速化に、Apple Watch登場から1年以上もかかったのには、アップルが慎重に使われ方を学ぶ必要があったようです。(詳しくは元記事をどうぞ。)
ずいぶんかかりましたが、劇的に使いやすくなれば、まだまだApple Watchに伸びしろはあるかもしれません。ただ、OSのアップデートだけで、よくなっちゃうと買い替え需要は、逆に伸びないかもしれませんが…。
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