最強PD対応充電器はどれ!? コンパクトな1ポートタイプ編。

MacBook ProやiPhone X/8が対応したことで、注目度が高まっているUSB PD充電器。
まだまだ価格は高いですが、たくさんの対応商品が出てきています。

その中で、スペックやサイズ、価格などを比較してみたいと思います。

「USB Power Delivery」とは

まずは、USB PDについてのおさらい。

正式名称は「USB Power Delivery」。

USBで電源供給する新規格で、最大100Wまで規格が用意されています。
いままでは機器ごとに用意されていた電源アダプタ（スマホなどはかなり共用化が可能ですが）も、今後はUSB PDへの集約が進むとみられており、例えばノートパソコンなども、USB PDのアダプタであれば、1つで多くのメーカ、モデルに対応できるようになります。

MacBook、MacBook Proには、USB PD対応の電源アダプタが付属されていますが、他社のUSB PD対応電源アダプタでも充電できるようになっています。

USB PDでは、これまでよりも高出力で、端末に最適な給電ができるので、端末を高速で充電することができます。

ただし、USB PDの能力を引き出すには、端末、電源アダプタ、そして、ケーブルもUSB PDに対応している必要がありますので、注意点が必要です。

USB PDは、USB Type-Cというコネクタ形状を採用していますが、USB Type-Cであれば、すべてPD対応という訳ではありません。
「PD対応」「Power Delivery対応」という仕様を確認してから購入しましょう。

コンパクトで持ち運びにも便利な１ポートタイプ

USB PD対応にも、いろいろなタイプがありますが、今回はコンパクトなUSB-C 1ポートのみのタイプを比較していきます。

エントリーしたのは、この4種。

「Anker PowerPort Speed 1 PD30」
おなじみAnkerの製品。コンパクトでシンプル。

「iVAPO 任天堂 Switch 充電器 Type C ACアダプタータイプ-C」
製品名に「任天堂 Switch」とありますが、PD機器なら使えるので大丈夫。
今回最大の65W出力モデル。

「Inateck 45W USB C充電器」
やや縦長のデザイン。

「dodocool PD充電器急速充電 45W Type-C AC電源アダプタ」
ホワイトカラー。今回比較する中では最安。

比較表

上の４モデルと、Apple純正の29Wモデルで比較表にまとめました。

名称	Anker PowerPort Speed 1 PD3	iVAPO IV-2335976	Inateck 45W USB C充電器	dodocool PD充電器急速充電 45W	Apple 29W USB‑C電源アダプタ
写真
価格	2,299円	2,890円	2,998円	2,198円	5,616円
出力	30W	65W	45W	45W	29W
サイズ	56x52x?	65x65x30	72x57x29	66.4x55.5x28	84x67x34
重量	約101g	約200g	200g	129g	145g
付属品	-	USB-C ケーブル	USB Cケーブル	-	-
保証期間	18ヶ月	12ヶ月	12ヶ月	12ヶ月	12ヶ月

それぞれ特色ありますね。

一番コンパクトなのは、Anker PowerPort Speed 1 PD30。純正を除くと、出力が30Wと最も小さいですが、出力とサイズは、ある程度相関関係があるようです。

ちなみにどの製品でも、iPhoneの高速充電については、ほとんど時間は変わらないようです。
MacBook Proの場合は、13インチモデルで付属品が61Wですが、それより小さい出力でも、時間はかかりますが、充電できないわけではないです。Inateck 45W USB C充電器の場合、120分で満充電にできるそうです。

価格ついては、純正がダントツですが、他の4モデルは、付属ケーブルの有無が価格に影響しているようです。

まとめ

iPhoneのみの用途なら、Anker PowerPort Speed 1 PD30。

MacBook Proでも使うなら、サイズと出力、ケーブルの要否で決めるという感じですね。

PD対応製品は、まだまだ歴史が浅いので、今後いいものも出てくるかもしれません。
折角コネクタサイズが小さいのに、充電器のサイズが大きいので、その辺りが改善されるといいんですが…。（出力との関係で仕方ないのかな？）

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