WIREDさんに「iPhoneの販売落ち込みは、アップルと消費者の両方にとって「朗報」かもしれない」という記事が掲載されていました。
クックCEOが、投資家向けに業績の下方修正を発表したとご紹介しましたが、「iPhoneの買い替えサイクルが長くなっている」という内容の記述もあったそうです。
記事では、なぜ「iPhoneの買い替えサイクルが長くなっている」のか、またそれが、なぜAppleにとって「朗報」なのか? 書かれています。
iPhoneの買い替えサイクルが長くなった
ある調査によると、スマートフォンの買い替え周期は2015年の平均24カ月に対し、2018年第4四半期は35カ月だったとのことです。
iPhoneの買い替えサイクルが長くなった理由は…
- バッテリー交換の値下げ(2018年末で終了)により、バッテリー交換をする人が増えた。また、交換できることに気づいた。
- 「iOS 12」で旧モデルのパフォーマンスも大きく向上した。
- 新機種での、買い替えの決め手になるような素晴らしい機能の追加がなくなってきた
- スマホの存在が「キラキラ輝く憧れのガジェット」から「ただの実用品」になってきた
など。
管理人も、iPhone Xを使っていますが、今年買い換えるかは、正直微妙。(Touch IDが復活したら買うかも。)
買い替えサイクルが長くなることは、二酸化炭素の排出削減や、資源の節約など、環境面では喜ばしいことだそうです。
なぜAppleにも朗報?
ではなぜ、買い替えサイクルが長くなるのが、Appleにとって朗報なのか?
- iPhoneの製品寿命が伸びるということは、消費者がiOSのエコシステムに長くとどまってくれるということ
- 「Apple Music」など、サービスの収入が伸びる
遅かれ早かれ、スマホの買い替え遅くなることのは、避けられないとすれば、早めにサービスに収益の柱を移していくことは必要なのかもしれません。
実際、Appleの環境・政策・社会問題担当副社長のリサ・ジャクソン氏は「できる限り長持ちするプロダクトをつくろうという努力を続けています。なぜなら、地球環境という視点から考えれば、製品を長く使ってもらうことが最善だからです」と述べていたそうです。
ついついハードに進化を求めてしまいますが、これからはAppleのサービスの進化にも注目したいですね。
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