ソースネクストさんが、年間3990円の容量無制限バックアップサービス「Backblaze(バックブレイズ)」を開始していました。
「Backblaze」は、インストールするだけでパソコンのデータを容量無制限で全自動バックアップできる画期的なサービスです。
バックアップしたデータはサーバー上に保管されるので、破損・盗難・災害があった際にもデータが残り安心です。ハーディスクへのバックアップと異なり、故障や容量がいっぱいになることもないので追加の手間やコストがかかりません。
出ました神サービス!! 容量無制限でデータを自動バックアップしてくれる夢のサービスです。
しかし…、以前もこんな神サービスがあったような…。そうです、トレンドマイクロがやってる「SafeSync」というサービス。4980円/年で無制限というサービスでしたが、たった数ヶ月で破綻。今は、20GBで年間4480円という平凡なサービスとなっています。
SafeSyncよりさらに安い「Backblaze」は、大丈夫なのかなぁ。
米国では2011年10月からサービスを開始しているそうで、まだ半年ほど。とりあえず使ってみるか…。
このサービス、2008年よりずっと使っていますが、安定していて良いサービスだと思います。
ただし、基本的には「万が一の時のためのバックアップサービス」なので、設定した後は忘れて使うのが普通になるはずで、HDDが壊れたり火事や紛失しない限りはほとんど使う機会がなくなると思います。
逆に、それ以外の用途で使おうとした場合は結構使いにくいと思います。
SafeSyncの用に、ストレージサービスも同期サービスもファイルシェアサービスも全部無制限にOK、というようなむちゃな事はやっていないので、アレより化はサービスの継続性はあると思います。
ストレージサービスではないので、別のマシンやWebからファイルを操作する事はできませんし、マシン単位なので同期もしません。Webインタフェースからバックアップされたデータを取り出せますが、ディスクドライブのように使える訳でもないです。
とにかく、バックアップという目的に関しては非常にシンプルで、最初以外は存在を忘れて良い、というTimeMachineに通ずるシンプルさが気に入るかどうかが決め手かな、と考えています。
# 外付けHDDも含めて自動バックアップというのも「忘れていられる」点です
また、「万が一」が発生した時にWebからだけではなく、物理HDDに復元データを入れて送ってくれる(有料ですが)サービスがあるのもバックアップサービスとしては重要だと思います。
彼らのサービスはかなり合理的で、特にいかに安くストレージを作るか、という所に力を割いているのがBackblazeの本体のサイトの技術情報を見ると分かります(日本語ページは訳がアレなので参考に去れない方がいいですが)。ですので、超ヘビーユーザが大挙して押し掛けた上にストレージとして無理やり使ったりしない限りは、SafeSyncのようにむちゃなサービスとは思えません。
あ、そうそう、少なくともMacではクライアントは非常に安定して動いています。SafeSyncと違って…
私見ですがご参考に。