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新登場の「iPad Pro」「iPad mini 4」と「iPad Air」の今後。

今回のスペシャルイベントで、もっとも注目だったかもしれない「iPad Pro」。専用のスタイラスペンや、キーボードも発表され、これまでのiPadとは一線を画す製品となりました。
 
さらに、静かに発表された「iPad mini 4」。これもイベントではほぼ取り上げられなかったものの、なかなかの逸材。
 
この2モデルと、それらを加えたiPadファミリーについて、まとめておきます。
 
 
まずは「iPad Pro」について。

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噂通り登場したiPad Proですが、ただのデカいiPadという感じでは全くありませんでした。
 
 
 
デカいだけじゃないディプレイ。
 
12.9インチと、大きくなったディスプレイ。そのサイズにも意味がありました。
 

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iPadのディスプレイの縦の長さと、iPad Proのディスプレイの横の長さが同じになっています(ピクセル数も同じ)。こうすることで、iOS 9のSplit View機能で、アプリを表示したときにも、従来と同じ感覚で使えそうです。
 
さらに、大きくなっても、タッチの感度が落ちないよう、タッチシステムの設計を見直し、タッチのリフレッシュレートは、これまでの2倍となっています。
 
また、iOSデバイスとしては、最大の560万ピクセルのディスプレイは、表示内容によってリフレッシュ回数を可変することで、消費電力を削減し、10時間駆動を実現しています。
 
 
「A9X」チップの驚異のパフォーマンス
 
スクリーンショット 2015-09-10 21.36.57.png「A9X」は、デスクトップクラスの64ビットアーキテクチャを搭載した、Appleの第3世代チップ。
このチップは、iPad Air2の1.8倍ものスピードで動作します。
2つのアプリを同時に使用する、Split View機能にも威力を発揮してくれそうです。
(iOS 9のiPad向けの新機能は、iPad Proを意識したものが多いように思います)


 
 
音にもこだわった4スピーカー
 
iPad Proには、iPadで初めて、4隅にスピーカーが搭載されています。このスピーカーの筐体は、Unibodyに機械加工で直接構成されており、ほかのどのiPadよりも幅広い周波数レンジを持つサウンドを、最大3倍大きい出力で楽しめます。
 

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また、iPad Proをどの向きで持っても、最適なバランスで音が出るように、デバイスの向き認識し、各スピーカーの出力を調節します。
 
 
専用のスタイラスとキーボード
 
iPad Proのために作られた専用のスタイラスペン「Apple Pencil」も発表されました。

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感圧だけでなく、内蔵の傾斜センサーにより、手の向きと角度を感知し、自然な感覚で濃淡のある線を描くことができます。
また、画面をなぞってから、画面に表示されるまでのタイムラグは、わずか数ミリ秒。遅れを感じることなく、描くことができるようになります。
 
ペンの頭部には、Lightningコネクタが搭載されており、iPad Proに挿すことでペンの充電ができます。
なんと、たったの15秒の充電で30分間も使用できるとのこと。フル充電なら、12時間使用できるそうです。

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そして、どこかで見たようなキーボード「Smart Keyboard」。
 

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Coverを兼ねた、このキーボードは、Bluetooth接続でも、Lightning接続でもなく、iPad Proの側面に搭載された「Smart Connector」により接続され、給電と通信を行います。なので、ペアリングもバッテリも不要です。
 

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ちなみに、カバー時はこんな感じになります。

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以上、iPad Proでした。スタイラスやキーボードの登場で、液晶タブレット的やSurface的な使い方もできるようになるし、大画面とパフォーマンスで、本格的な設計業務やビジネスアプリをストレスなく動かすこともできるそう。後者もタッチ操作や、スタイラスでできるように、これからいよいよなっていくのかも?
 
 
 
続いて、静かな発表となったiPad mini 4
 
iPad mini 3に変わって登場した、iPad mini 4は、扱いこそ小さかったものの、よくできたやつです。
(こちらは、すでに販売を開始されています)
 

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iPad Air 2を踏襲したminiサイズ。
 
基本的に、兄貴分のiPad Air 2を小さくしたスペックになっています。
 
・画面サイズは、当然違いますが、解像度は同じ。
・厚さも薄くなり、Air 2と同じ6.1mmに。(iPad mini 3は7.5mm)
・チップは、Air 2の「A8X」に対して「A8」
 
メインの変更は、サイズとCPUということになりそう。
CPUは、今回新モデルがなかったiPad Air 2に迫る「A8」ですので、iOS 9時代でも、快適に使えそうです。
 
 
史上最軽量のiPadに。
 
厚さは、iPad Air 2と同じになり、重さもかなり低減されています。
重さはわずか298.9g。 iPhone 6s(143g)のほぼ2倍程度と、これはか、実際の持った感覚としても、かなり軽く感じられると思います。
 
普段から持ち歩く方にとっては、この軽さは大きな魅力ですね。
 
 
 
で、以上2モデルの登場と、iPad mini 3の販売終了により、今後のiPadファミリーはこのようになります
 
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・最安モデルとして残った、iPad mini 2は、価格が31,800円〜。(整備品では、3万円を切ります)
・Air 2に迫る性能となった、iPad mini 4
・iPad mini 4と同価格で、通常サイズのiPad Air
・不動の定番モデル、iPad Air 2
・11月発売の最強モデル、iPad Pro
 
というラインアップになります。
 
 
今回、何も変わらなかった「iPad Air 2」ですが、次に刷新されるのは、Airということにもなるでしょう。
 
iPhone 6sの、3D Touchや、A9プロセッサ、第2世代のTouch ID、兄貴分のiPad Proの「Smart Connector」といった要素が、次のiPad Airでは、盛り込まれてきそうな予感。
 
そして、一番期待したいのは、さらなる軽量化。iPhone 6sで採用された7000シリーズのアルミを採用して、いまの強度を維持しつつ、さらなる軽量化、薄型化を期待したいです。
 
 
 
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