iPhone 8/8 Plus、iPhone Xが、ワイヤレス充電規格Qiに対応したことから、注目されているワイヤレス充電器。
でも、iPhone 8/8 Plus/Xの充電に関する新機能は、それだけではありません。
iPad Proでも採用されていた「USB PD(USB Power Delivery)」による高速充電機能です。
iPhone 8/8 Plus/Xでは、30分間で50%の高速充電が可能になります。
試しに、手元のiPhone 7をゼロから30分間充電すると、残量は24%でした。
「USB Power Delivery」とは
MacBookで採用されたときにも話題になった「USB Power Delivery」。
USBで電源供給する新規格で、最大100Wまで規格が用意されています。
いままでは機器ごとに用意されていた電源アダプタ(スマホなどはかなり共用化が可能ですが)も、今後はUSB PDへの集約が進むとみられており、例えばノートパソコンなども、USB PDのアダプタさえあれば、多くのメーカ、モデルに対応できるようになります。
MacBook、MacBook Proには、USB PD対応の電源アダプタが付属されており、MacBook自体も、他社のUSB PD仕様の電源アダプタでも充電できるようになっています。
USB PDでは、これまでよりも高出力で、端末に最適な給電ができるので、端末を高速で充電することができます。
ただし、USB PDの能力を引き出すには、端末、電源アダプタ、ケーブルがUSB PDに対応している必要があります。
対応するケーブルは?
USB PDは、通常USB Type-Cのコネクタとなりますが、当然それではiPhoneには差せませんので「USB-C – Lightningケーブル」を準備する必要があります。
Apple純正品として「Usb-c – Lightningケーブル(1 m)」が販売されておりますが、価格は2,800円。
ちょっと高いので、他社製品を探してみましたが、「USB-C – Lightningケーブル」としては存在しますが、USB PDに対応したケーブルはないようです。
例えばこのケーブル。
一見使えそうですが、小さく「PD規格外」と書かれています。
ということで、ちょっと高いですが、純正を買うしかなさそうです。(もし使える他社製があれば教えてくさい)
できれは、もう少し短いのが欲しいところですが。
充電アダプタ
電源アダプタもUSB PD対応品が必要。
Apple純正は、
Apple 29W USB‑C電源アダプタ ¥5,200 (税別)
Apple 61W USB-C電源アダプタ ¥7,400 (税別)
Apple 87W USB-C電源アダプタ ¥8,800 (税別)
の3つがあります。
ワット数が違っても、充電速度に大きな差はないそうですので、iPhoneやiPad Proの充電用であれば29Wでいいです。
これらは、MacBook、MacBook Proに付属のものですので、既に持っている方は、そちらを使えます。
また、ケーブルはLightningというApple独自の仕様もあるためか、他社製はNGでしたが、電源アダプタは他社製でもOKです。
価格とサイズでオススメなのは、このあたり。
「UGREEN Typec C 急速充電器 30W PD対応 ACアダプタ」2,098円
どちらも、サイズはほぼApple純正29Wサイズです。
据え置き型なら、こちらもおすすめ。
「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery (60W 5ポート Power Delivery搭載 USB&USB-C 急速充電器) 」(レビュー)
他にもUSB Type-Cに対応している電源アダプタはありますが、USB PD対応ではないものも多いです。高速充電はUSB PD対応でないとできないので、ご注意ください。
ということで、iPhone 8/8 Plus/Xで利用するには、ケーブルと電源アダプタの準備が必要。安くても合計5000円程度はしますが、今後は、USB PD対応の製品が増えていくと思いますので、買っても損はないと思います。
「Usb-c – Lightningケーブル(1 m)」が、ちょっとだけお得になる、こちらの記事もどうぞ。
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