「日本版GPS」ともいわれる、高精度測位が可能な、準天頂衛星システム「みちびき」に、iPhone 7/7 Plus、Apple Watch Series 2が、対応しているそうです。
みちびきのホームページにある、対応製品リストに、iPhoneと、Apple Watchが掲載されています。
また、iPhoneの仕様のページにも…
「QZSS」(「Quasi-Zenith Satellite System」の略。みちびき対応を表す)と記載されています。
で、何が変わるのか?
みちびきは、日本が打ち上げた位置観測用の衛星で、日本の上空を含めた、8の字の軌道をとっています。
日本の真上にいるので、障害物の影響を受けにくく、既存のGPSと組み合わせることで、より高精度測位が可能になります。
現在は1機のみが可能中ですが、2017年度中に3機が打ち上げられ、4機体制に。さらに、2023年度までに7機体制になる計画だそうです。
より多くの衛星から電波を受けることで、正確な位置情報を得ることができ、数cmの誤差になるともいわれています。
すでに使えているの?
これがよくわらないのですが、上のスケジュールでは、現状は「実証中」ですが、電波は送信されているはずです。
ただし、まだ衛星が1機のみで、1機が日本の上にいる時間は8時間程度とのこと。秋から春にかけては、その8時間が日中に当たっているらしいの、もしかしたら、すでにみちびきの恩恵を受けているのかもしれませんね。
iPhoneのアプリ、GNSS-Viewを使うと、GPSやQZSSの現在の存在位置がわかるようです。別に見えるようになるわけではないのですが、この方向、仰角で存在すると教えてくれます。これは役に立つかもしれません。
みちびきの現在位置を地図上で教えてくれるサイトがありました。日付と時刻があれば、現在位置がけいさんでわかるはずですので、それを教えてくれるサイトです。
http://qz-vision.jaxa.jp/PLAY/?mode=2D