ドコモ、au、ソフトバンクに続く第4のキャリアとなった、楽天モバイルが提供するサービス「Rakuten UN-LIMIT V」。
月額2,980円が1年間無料キャンペーン(300万名限定)や、端末が実質無料なるポイント還元、事務手数料やMNP転出手数料を無料にするなど、話題のキャリアです。
ただ、iPhoneで「Rakuten UN-LIMIT」を利用するには一部機能制限があり、メインのiPhoneで利用するのは、ちょっと厳しい状況。(詳しくはこちら→動作確認済み端末一覧)
サブ回線として、古いiPhoneに入れて使ったり、キャンペーンで実質無料で購入できるAndroid端末で使うのが現実的です。
詳しくはこちら↓
でも、iPhoneの「eSIM」を使えば、今お使いのiPhoneで、現回線を残したまま、「Rakuten UN-LIMIT」の追加が可能。
データ無制限が利用できちゃいます!!
せっかく1年間無料で使い放題のサービスですから、iPhoneユーザーも使わないのはもったいない!!
ということで、今回はiPhoneの「eSIM」使った「Rakuten UN-LIMIT V」導入についてご紹介します。
目次
実は「iPhone XS/XR」以降のモデルで「eSIM」が使える
「eSIM」(イーシム)とは、通常の物理的なSIMのようにスマホに挿入する必要がなく、オンラインで必要なデータをダウンロードするだけで使えるようになる、デジタル的なSIMです。
「eSIM」という言葉は知っていても、使ったことがない方が多いと思います。
そもそも、自分のiPhoneで「eSIM」が使えるか知らないという方も多いかも?
実は、2018年の「iPhone XS/XR」以降のiPhoneは「eSIM」に対応しています。
iPhone SE(第2世代)も対応です。
通常のnanoSIMに加えて、「eSIM」の回線も追加できるので、現在の回線(電話番号など)はそのままで、「Rakuten UN-LIMIT」を追加することができます。
「Rakuten UN-LIMIT」とは?
申込みの前に、「Rakuten UN-LIMIT V」とはどのようなサービスなのか、チェックしておきます。
その内容はとてもシンプルです。
- 月額料金2,980円(1年間無料)
- データ通信使い放題(楽天回線エリア外では、5GB/月)
- 国内通話かけ放題(Rakuten Linkアプリ使用で)
楽天エリア内なら、完全データ使い放題、かけ放題もついて2,980円です。(料金ページ)
ただし、楽天の自社回線エリアはまだまだ都市部のみ。(通信エリア)
楽天エリア外では、パートナー(au)回線が利用できます。
パートナー回線利用時のデータ通信上限は5GB/月。
それを超過後も、最大1Mbpsで使い放題です。
2020年10月には、5Gへの対応も発表されました。(名称が「Rakuten UN-LIMIT」から「Rakuten UN-LIMIT V」に変更)
4Gも5Gも関係なく、データ通信は使い放題となっています。
1年無料で利用できるので十分な内容だと思います。(1Mbpsでも、標準画質のYouTubeくらいなら問題なし。意外と使えます!)
今のiPhoneの「eSIM」に「Rakuten UN-LIMIT V」を追加することで、データ通信使い放題になっちゃうわけです。しかも1年無料で!!
「Rakuten UN-LIMIT」を申し込む
「Rakuten UN-LIMIT」への申し込みは、オンラインで簡単にできます。
こちらからどうぞ。
→ 楽天モバイルへのお申し込み
プランはまずは、プランの選択。といっても、プランは1つしかありませんので迷うことはありません。
オプションサービスが必要であれば、合わせて申し込むこともできます。
1つ注意したいのは、「SIMタイプ」の選択。
「eSIM」を選択してください。
間違って「nanoSIM」にしてしまっても無料で「eSIM」への変更は可能です。
もし端末の購入もご希望なら、同時に購入も可能。(楽天モバイルから購入できるのはAndroid端末のみ。iPhoneの取り扱いは今のところありません。)
今回は、iPhoneの「eSIM」を使うので、端末の購入は不要ですが、実質無料でもらえる端末もあるので、申し込んでもいいかも。
詳しくはこちら。↓
続いて本人確認。
運転免許証のアップロードや、配達員による確認が選べます。
電話番号は、3つから選択するか、有料で下4桁の指定もできます。
最後に決済すれば、申し込み完了です。
開通作業
「eSIM」を有効にするには「eSIMプロファイル」が必要になります。
本人確認が完了すると、「eSIMプロファイル」を入手するためのQRコードが郵送で届きます。
このQRコードを、使用するiPhoneのカメラで読み取ると、「eSIMプロファイル」がダウンロードされます。
ダウンロード後は、こちらの画面に。
主回線として、nanoSIMの回線。
副回線として、eSIMの回線が登録されています。それぞれ名称が設定できます。
続いての設定では、iMassageやモバイルデータ通信で、どちらの回線を使用するかを選択できます。
これで、一通りの設定は完了。
iPhone右上のアンテナ強度の表示が変わっています。
アンテナが2段になり、上段が「eSIM」の副回線。下段がnanoSIMの主回線。
副回線がグレーで、1本も立っていない状態です。
コントロールセンターでは、詳細が確認できますが、やはり副回線は圏外。
使えるようにするには、もう1つ作業が必要です。
「設定アプリ」から、「モバイル通信」→「音声通話とデータ」→「VoLTE」をONにします。
注意文が表示されますが、問題ないので「OK」をタップします。
これで完了。
副回線のアンテナが立ち、「Rakuten UN-LIMIT V」が使えるようになりました。
2つの回線の使い分け
データ通信
データ通信に、どちらの回線を使用するか、選択可能します。
「設定アプリ」から、「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で選択できます。
ここで表示されるデータ通信のデータ量も、回線別に表示されます。
「モバイル通信」では、各回線のON/OFFなどの設定も可能です。
着信
主回線、副回線、どちらの番号でも着信できます。
ちょっと小さいですが、どちらの番号に着信しているのか表示されます。
「Rakuten UN-LIMIT V」を設定した副回線は「R」という表示になっています。
発信
発信も、両方の番号が使えます。
発信の回線は、「設定アプリ」から、「モバイル通信」→「デフォルトの音声回線」で選択できます。
また、電話アプリで、発信時に選択も可能。
連絡先アプリで、相手ごとに主回線、副回線を設定することも可能。
プライベートと仕事で使い分けたい場合などに便利ですね。
活用方法
データ通信を副回線の「Rakuten UN-LIMIT V」に設定しておくことで、今お使いの主回線での通信量を大幅に減らすことができると思います。
「Rakuten UN-LIMIT V」の楽天エリアでのデータ通信は使い放題ですし、楽天エリア外でもパートナー(au)回線を5GB/月まで使えます。(それを使い切っても通信速度1Mbpsで使い放題)
「Rakuten UN-LIMIT V」でのデータ通信の状況は、Rakuten Linkアプリなどから確認が可能ですので、5GBを使い切ったら主回線に切り替えましょう。
とりあえず1ヶ月使ってみて、主回線のデータ通信量がどれくらい節約できるかを確認し、主回線のプランを見直すのがオススメです。
データ通信だけでなく、電話も無料。こちらも、いつもの電話番号で発信する必要がない相手先では、活用できると思います。
ただし電話が無料になるのは、Rakuten Linkアプリからの発信の場合のみですので、お忘れなく。
まとめ
「eSIM」のおかげで、今の回線にプラスして、お得な「Rakuten UN-LIMIT」を導入することができました。
5GB/月を1年間無料で利用できるというのは、かなりお得だと思います。
また、楽天モバイルなら、「eSIM」から「nanoSIM」への変更も無料。
「eSIM」は、「nanoSIM」のように簡単に別の端末に移動できませんが、「nanoSIM」⇔「eSIM」の変更や、「eSIM」の他の端末へ引っ越しも無料ですので、この点も安心です。
もちろん、「Rakuten UN-LIMIT V」自体の契約や解除も無料です。
何から何までお得な「Rakuten UN-LIMIT」をぜひ活用しちゃってください。
あ、ついでに光も無料です。
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