9to5Macさんが、来週は発売されるジョブズの公認伝記「スティーブ・ジョブズ I 」からのこぼれ話しを掲載しています。
(APPLE LINKAGEさんより)
2010年1月にHTCがAndroid携帯を発表した際にスティーブ・ジョブズ氏は激怒したそうです。「私はこの不正をただすために、必要であれば死ぬまで費やし、Appleの資産400億ドルも全て費やすつもりだ。」「私はAndroidを破壊する。Androidは盗んだ製品だからだ。熱核戦争をするつもりだ。」とジョブズ氏は語ったとのことです。
アイブ氏はアップルでジョブズ氏自身に次いで「経営力のある」人物だったと話している。社内で、アイブ氏に指図できる者はいなかったと。そして、ジョブズ氏は「私がそのように仕向けた」
また、ジョブズはガンが見つかったあと、9ヶ月も手術を拒んだそうです。理由は
「自分の体を切開されたくないんだ。そんな風に侵害されたくはなかった」
初期のMacが、開ける事ができないクローズドボディだったことを思い出しました。同じ考えがあったんでしょうか。
しかし、ジョブズも本人も、すぐに手術しなかったことを悔やんでいたということで、残念でなりません。体は大切にして欲しかった…。
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AppleとGoogleの関係はライターの人が書いているのとは違って険悪だったのには驚きました。
ジョブズが手術を当初受けなかったのは確かに残念だったかもしれませんが、このガンの場合、例え早期に受けたとしても予後が難しく、結果は変わらなかったと思います。むしろ、病魔に侵されながらも数年に渡っての活躍、Appleの地位を絶対的なものにした見事な晩年だったと感じます
海外の医療メディアなどによると、一般的な膵臓がんよりは多少予後の良い膵臓内分泌腫瘍だったそうですね。当初の診断ではすぐに手術をすれば治癒可能(treatable)と報じているところもあります。実際に九ヶ月の放置でどれだけ進行したかはわかりませんが。
体にメスをいれたくないというのは誰でも感じることで、別にジョブスが特別ではないし、思想などの問題ではないとおもうのですが、2008年のCNNの報道では食事療法のようなインチキ医療で治ると真剣に信じていたけれども、当時取締役で生化学のPhDもちだったアーサー・レビンソンらが真剣に説得したそうです。伝記ではどう描写されているかわかりませんが、せめてこういう報道や伝記によって(ガジェットブロガーはほとんど触れませんが…)、インチキ医療に対するみんなの意識が変わればいいなと思います。
Androidの何がそんなにダメだったのか気になる