第1四半期の決算報告会の会見で、クックCEOがいろいろ語ってるので、まとめてみました。
(iPadがMacの需要を食っているんじゃないか?という質問に対して)
「決して共食いを恐れない。」
「iPadに関して言えば、ここにはあらゆるチャンスの源がある。なぜなら、Windows市場はMac市場よりはるかに大きいからだ。過去に私は、タブレット市場はある時点でパソコン市場より大きくなると信じていると言ったが、今もそれを信じている」
「もし誰かが初めてのApple製品としてiPad miniかiPadを買えば、われわれは数年にわたってすばらしい体験を得ることになる。彼らが別のiPad製品を買う確率は極めて高いことを知っているからだ。それが起こることに関してわれれは強い自信を持っている。そしてわれわれはiPadでもそれが起きるという証拠をいくつか見てきたので、共食いは膨大なチャンスだと考えている」
(iOSのマップアプリについて)
「われわれは、当社の極めて高い目標に達するまで改善を続ける」
「2013年中にさらなる改良を提供する」
(iPhoneの部品の発注を削減されたとの報道に対して)
「ある特定データが事実であったとしても、そのデータからAppleの事業全体を読み取ることはできない。どのような特定データであっても、それだけでは起こっていることを表す適切な指標にならないという証拠は本当に数多くある」
(大画面iPhoneの噂について)
「片手で楽に使えるというのを犠牲にしないため、スクリーンサイズは実に検討に検討を重ねてきた。そして、私たちが出した大きさがベストだと信じている。」
やはり、大画面iPhoneは否定。当分大きくなることはなさそう。
Mapは今年中にも改善ということで、待ち遠しいですね。
ところで、iPhoneの部品発注半減を伝えた日経さんは、この決算をどう伝えたかといいますと…
「アップル純利益横ばい 10~12月、iPhone販売29%増」
「iPhone(アイフォーン)」の販売は29%増と好調だった
「アップル純利益横ばい、iPhone伸び悩み 10~12月」
「iPhone(アイフォーン)」の販売台数の伸び悩みが響いた。
Windows市場はMac市場よりはるかに大きい。そういうことですよね、実際。Macを買う人はMacが欲しいから買うのであって、必ずしもiPadが欲しい人=Macが欲しい人ではないような気がします。
クックさんは iPad => Mac ではなく、Mac => iPad (食い合い)は Win => iPad (チャンス)でもあるといっているんですよね。