iPhone 5s以来、長らく親しんできた指紋認証機能「Touch ID」。
認証の速さもモデルを追うごとに高速化され、全く不満のないレベルにまで達しています。
しかし、iPhone Xでは「Touch ID」に代わって、顔認証機能の「Face ID」が搭載されました。
初めて搭載された機能としては、完成度が高く、素早く反応はしてくれるのですが、実際「Touch ID」と比べてみたらどうなのか? 試してみました。
「Face ID」で速くロック解除するコツ
画面を点灯させる
「Face ID」は、画面をみるだけでロックが解除されるわけではありません。
その前に、画面を点灯させる必要があります。
点灯させる方法としては、
- サイドボタンを押す
- 画面をタップする
- 「手前に傾けてスリープ解除」機能を使う
などがあります。
画面を点灯させた後に、ロック解除して、さらにディスプレイの下端からスワイプして、ホーム画面に移動する操作がありますので、下端から遠い、サイドボタンを押すのは不利です。(片手操作の場合)
ですので、「画面をタップする」か「手前に傾けてスリープ解除」の方が速いと思われます。
Face IDの認証を待ってちゃだめ
画面が点灯したら、自動的にカメラが顔を探して、Face IDの認証が行われます。
認証されると、時計表示の上の鍵マークが開錠されて、認証されたことがわかります。
それを確認してから、下からスワイプでホーム画面へ移動する操作をしてもいいのですが、実は認証が完了する前でも、この操作をすることができます。
画面が点灯した後に、すぐに下からスワイプの操作を行うと、このような「Face ID待ち」の画面に一瞬なります。
「もうホーム画面へ行く操作は完了してるから、あとはFace ID待ち」という表示ですね。
「Face ID」が完了すると、自動的にホーム画面に移動します。
ということで、速くロック解除するコツをまとめると…
iPhoneを持ち上げる場合:「手前に傾けてスリープ解除」し、下からスワイプ
iPhoneを置いたままの場合:画面をタップし、、下からスワイプ
この動作をなるべく素早くることで、好タイムが期待できると思います。
もちろん、「Face ID」認証のために、iPhoneにしっかり目線を送ることも必要です。
ロック解除タイムアタック
それでは、ロック解除に使った場合、どっちが速いのか?
iPhone 7の「Touch ID」とiPhone Xの「Face ID」で比較してみます。
上段:「Touch ID」
下段:「Face ID」
裏向きに伏せた状態からスタートし、片手でロックを解除、ホーム画面が表示されるまでの時間を測定しました。
(「手前に傾けてスリープ解除」の設定は、両方ONにしています)
結果は、
上段:「Touch ID」2秒058
下段:「Face ID」2秒591
わずか約0.5秒差ではありますが、「Touch ID」が速いという結果となりました。
甲乙つけがたい
ロック解除に関しては「touch ID」の方が速いのは、間違いないと思います。
ただ認証機能としての比較としては、精度や使いやすさなど、いろいろな要素があると思います。
それぞれ、マスクや双子、手袋など、苦手なこともあります。
どっちも使えたら最高ですが、現状はiPhoneのモデルによって、どちらかは決まってしまいます。
完璧ではないことを理解しつつ、認証以外の機能も含めトータルで選んでいくしかないと思います。
最後に、「Face ID」についてですが、管理人もまだ、2日しか「Face ID」を使っていませんが、今のところは十分使えると感じています。
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