iPhone 8/8 Plus、iPhone Xで、ワイヤレス充電に対応したiPhone。
iPhone 8/8 Plusを買われた方はすぐにでも、iPhone X待ちの方も発売までには、ワイヤレス充電器が欲しいと考えている方も多いかもしれません。
iPhoneのワイヤレス充電は「Qi(チー)」という規格に対応しており、この規格に対応した充電器であれば、使用することができます。
Amazonで、「Qi ワイヤレス充電器」で検索してみると、1500件以上がヒットし、価格は500円以下ものから、1万円以上のものまでピンキリ。どれにしようか、迷ってしまいます。
ということで、何をポイントにワイヤレス充電パッドを選べばいいのか、考えてみました。
ざっくりは、3つの選択肢
iPhoneで使うワイヤレス充電器を考えた場合、ざっくり3つの選択肢があると思います。
Appleが来年発売する純正品「AirPower」
iPhone発表イベントで、来年発売すると紹介された「AirPower」。
Apple Watch、AirPodsなどの対応するデバイスを3つまで、マットの表面上のどこにでも置くだけで同時に充電できます。
Apple Watchは元々無線充電ですが、Qi規格ではありません。ですので、Qi規格の充電器にApple Watchをおいても充電はされません。
iPhoneもApple Watchも1つで充電したいなら「AirPower」一択です。価格はそれなりにするとは思いますが…。
(AirPodsのワイヤレス充電対応ケースは、Qi規格という噂ですが、未確認)
Belkinとmophieの「iPhoneに最適化された」充電器
これもイベントで発表されていたのですが、Belkinとmophieから、iPhone 8/8 Plus、iPhone Xに最適化された充電器が登場しています。
「mophie wireless charging base」
「Belkin Boost Up Wireless Charging Pad」
何が「iPhoneに最適化された」のかは、こちらの記事をどうぞ。
価格は、それなりにしますが、Appleが名指しで紹介しているので、安心感はあります。
もし、高速充電がなくても安い方がよければ、Belkinさんが、エントリーモデルの「Boost↑Up Qi Wireless Charging Pad (5W)」も発売しています。
また、名指しではありませんが、イベントで主なQi対応製品のメーカーとしてスクリーンに表示されたメーカーは、少し安心感あるかも。
それ以外
ざっくりですが、上記の2種類以外。
ただ、その中でもいろいろスペックがありますので、下記に選択のポイントを書いていきます。
コイルの数
Qi規格のワイヤレス充電器の中には、コイルが入っています。このコイルと充電される機器側のコイルの間で、「電磁誘導」という採用を起こすことで、充電を実現しています。
充電器のコイルの位置と、iPhoneなどの機器側のコイルの位置が離れていると、充電できない場合があります。(ある程度、許容範囲はある)
充電パッドの上は、どこにでも製品を置けてしまうため、充電できないことがないように、複数のコイルを内蔵した製品もあります。
充電器には丸型や、正方形の製品が多いので、だいたい中心を狙って置けば、まず大丈夫なのですが(iPhoneも背面の中央部にコイルが搭載されている)、例えば、スタンドタイプの充電パッドの場合…
2つコイルがあれば、縦置きにも、横置きにも対応できます。
スタンドタイプなら、このような製品を選んだ方がいいと思います。
ちなみに、最初から2つのデバイスを同時に充電することを想定して、2つのコイルを内蔵したものや、コイル1つでも、置かれた機器の位置に合わせてコイルが移動する、フリーポジショニング方式という製品もあります。
出力
現在、流通しているほどんどのQi規格製品は、Qiの中でも「低電力向けQi規格(Volume I Low Power)」という規格で、出力は最大5Wまでとなっています。
なので、多くのQi規格の充電器の出力は、5Wとなっていますが、一部それを超える出力のものがあります。
Galaxyなど一部の機種では、それを超える出力に対応したものがあります。充電器と充電される機器の両方が高出力に対応していれば、通常よりも高速で充電することが可能になります。
iPhoneが対応している出力は、最大7.5Wとなっています。もちろん5Wの充電器でも充電は可能ですが、7.5Wに対応した充電器を使うことで、高速充電が可能になります。
前述の、Belkinとmophieの「iPhoneに最適化された」充電器は、7.5Wに対応していますが、それ以外のメーカの7.5W以上の出力をもった充電器でも、iPhoneの高速充電に対応できる製品もあるようです。
SpigenのF303Wという充電器は、最大9Wの出力が可能ですが、「高速無線充電対応:iPhone X、8、8Plus」と記載しています。
高速充電が必要な場合は、対応機種の確認した方が良さそうです。
安全機能・付加機能
ワイヤレス充電は、機器の温度が上がることがあるため、温度上昇、過電流、過充電を防止する機能が搭載されたものもあります。
単純にケーブルで接続する従来の充電に比べると、充電器と機器の位置関係や、異物の混入など、不確定な要素がでてくるかもしれませんので、安心できる製品を選んだ方がいいかと思います。
充電状態を示す、インジケータを搭載したものもあります。お好みでどうぞ。
デザイン
充電器の形状としては、平らな平置きタイプ、iPhoneを立てた状態で充電できるスタンドタイプがあります。
素材は木目調のものもありますが、基本的は滑りにくい素材が使われているものが多いようです。
ちょっと変わったところでは、デスクライトに充電器を内蔵したものや、モバイルバッテリタイプのものもあります。
【追記】
背面カメラにかかるか?
実際に1つ買ってみて、気づいたことがあったので、追記します。
iPhone Xの背面には、縦にカメラの突起ああります。
この部分、充電器の背もたれ部分が当たると、iPhoneと充電器の間に少し、隙間ができてしまいます。
隙間によって、どの程度充電に影響があるかはわかりませんが、なんとなく気になるので、できればカメラが背もたれに¥かからないものがいいかもしれません。
(写真の製品はこちら)
まとめ
まずは、最初の3つの選択しからどれを選ぶか。
「AirPower」でも、「iPhoneに最適化された」2機種でもなければ、なるべく安全機能が充実したもの。
スタンドタイプであれば、2つのコイルが内蔵されたもの。あとは、デザインや付加機能をお好みで。という感じかな。
ただし、iPhone Xで使用予定の方には、スタンドタイプがおすすめ。Face IDでロック解除するには、iPhoneが顔の方を向いていた方がいいので。
高速充電対応なら、前述のSpigen「F303W」。もう少し安いのなら、NANAMIというメーカのこれとか良さそうです。
「AirPower」もいいけど、「AirPower」とAirPods用ケースを両方買うと、2万円くらいはいくかも..。さらにはApple Watch 3も揃えるとなると厳しいので、とりあえず安いの探します。
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