本日発表された、Appleシリコン版Mac。
イベントでは、「M1」チップの凄まじいスペックが紹介されましたが、見た目には現行モデルと変わりません。
チップ性能はもちろんですが、その他には何が変わって、何が変わっていないのか?
Intel版も引き続き販売されている「MacBook Pro」で見ていきたいと思います。
Appleシリコン「M1」搭載のMacBook Air、Proの比較はこちら。
目次
比較モデル
今回比較するのは、MacBook Pro 13インチの2モデル。
ともに、512GBストレージを搭載したモデルです。
Appleシリコン版とIntel版も、チップ(CPU)のスペックの設定は、1つしかありません。
(Intel版は、CTOで上位モデルも選択可能です)
Appleシリコン
8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engineを搭載したApple M1チップ
8GBユニファイドメモリ
512GB SSDストレージ¹
True Tone搭載13インチRetinaディスプレイ
Magic Keyboard
Touch BarとTouch ID
感圧タッチトラックパッド
Thunderbolt / USB 4ポート x 2
Intel
Intel Iris Plus Graphicsを搭載した第10世代の2.0GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ
Turbo Boost使用時最大3.8GHz
16GBメモリ
1TB SSDストレージ¹
True Tone搭載13インチRetinaディスプレイ
Magic Keyboard
Touch BarとTouch ID
感圧タッチトラックパッド
Thunderbolt 3ポート x 4
スペック比較
まずは、スペックの一覧を比較。
異なる部分は、赤い部分。
Appleシリコン版 | Intel版 | |
---|---|---|
チップ/プロセッサ | Apple M1チップ (8コアCPU、8コアGPU、16コアNeural Engineを搭載) | 第10世代 2.0GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ (Turbo Boost使用時最大3.8GHz) |
メモリ | 8GB (最大16GB) | 16GBメモリ (最大32GB) |
グラフィックス | - | Intel Iris Plus Graphics |
ストレージ | 512GB SSD (最大2TB) | 512GB SSD (最大4TB) |
ポート | 2つのThunderbolt / USB 4ポート | 4つのThunderbolt 3(USB-C)ポート |
サイズと重量 | 高さ:1.56 cm 幅:30.41 cm 奥行き:21.24 cm 重量:1.4 kg | 高さ:1.56 cm 幅:30.41 cm 奥行き:21.24 cm 重量:1.4 kg |
ディスプレイ | Retinaディスプレイ 13.3インチ 2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、227ppi 500ニトの輝度 広色域(P3) True Toneテクノロジー | Retinaディスプレイ 13.3インチ 2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、227ppi 500ニトの輝度 広色域(P3) True Toneテクノロジー |
キーボードとトラックパッド | バックライトMagic Keyboard Touch Bar Touch IDセンサー | バックライトMagic Keyboard Touch Bar Touch IDセンサー |
カメラ | 720p FaceTime HDカメラ | 720p FaceTime HDカメラ |
Wi-Fi | 802.11ax Wi-Fi 6ワイヤレスネットワーク接続 IEEE 802.11a/b/g/n/acに対応 | 802.11ac Wi-Fiワイヤレスネットワーク接続 IEEE 802.11a/b/g/nに対応 |
内蔵アプリ | 写真 iMovie GarageBand Pages Numbers Keynote Siri Safari メール FaceTime メッセージ マップ 株価 ホーム ボイスメモ メモ カレンダー 連絡先 リマインダー Photo Booth プレビュー ミュージック Podcast TV ブック App Store Time Machine 探す QuickTime Player | 写真 iMovie GarageBand Pages Numbers Keynote Siri Safari メール FaceTime メッセージ マップ 株価 ホーム ボイスメモ メモ カレンダー 連絡先 リマインダー Photo Booth プレビュー ミュージック Podcast TV ブック App Store Time Machine 探す QuickTime Player |
バッテリー | 58.2Whリチウムポリマーバッテリー内蔵 | 58.0Whリチウムポリマーバッテリー内蔵 |
バッテリー駆動時間 | 最大17時間のワイヤレスインターネット 最大20時間のApple TVアプリのムービー再生 | 最大10時間のワイヤレスインターネット閲覧 最大10時間のApple TVアプリのムービー再生 |
電源アダプタ | 61W USB-C | 61W USB-C |
価格(税別) | 154,800円 | 188,800円 |
チップ・プロセッサ
一番違うのが、ここ。
Appleシリコンは、iPhoneなどに搭載されている「A」シリーズのチップが搭載されると思われていましたが、Macに適した設計に再構成された「M1」というチップとなりました。
スペックには
Apple M1チップ
4つの高性能コアと4つの高効率コアを搭載した
8コアCPU
8コアGPU
16コアNeural Engine
と記載。
Intelの場合は、クロック周波数が書かれていますが、それはありません。
Appleシリコン版の「MacBook Air」には「7コアGPU」の「Apple M1チップ」もあるので、今後は、コア数でスペックが表現されるのかもしれません。(「M1」も、「M2」、「M3」と進化していくと思われます)
処理速度は、最大2.8倍。
「一世代前のものと比べて」となっているので、現行のInetl版ではないかもしれませんが、それにしても凄い進化です。
グラフィックの処理は、5.9倍。
16コアNeural Engineによる機械学習(ML)は、11倍とのことです。
メモリは半分で十分?
標準搭載のメモリは、半分の8GB。
CTOによる最大メモリも16GBまでと、Intel版の半分です。
超高速ユニファイドメモリを搭載し、半分のメモリでも、同じくらいのスペックが出るということなのかもしれません。
ポートは左だけに
Intel版では、左右に2ポートずつ、Thunderbolt/USBポートが搭載されていましたが、左側のみになりました。
左右に繋げられるのは、便利だったので、ちょっと残念。
新たに「USB 4」という仕様に対応。
あまり聞きませんが、USB 3.2規格(20Gbps)の2倍の速度となっているそうです。
カメラは同じだが…
カメラはのスペックは同じ。
しかし、ここでもM1チップが活躍。
カメラの処理が得意なiPhoneのAシリーズチップの流れを汲むM1チップが、ノイズ低減やホワイトバランスの調整などで威力を発揮します。
また、マイクの性能は、信号対雑音比が向上しています。
Wi-Fi
「802.11ax Wi-Fi 6」に対応。iPhoneにも採用されている新規格です。
最大1.2Gb/sのスループットを叩き出します。
バッテリー駆動時間
パッテリー駆動時間が、最大2倍に!!
これもM1チップの恩恵でしょうね。
Appleシリコンへの移行の恩恵が最も感じられるポイントかもしれません。
これだけの駆動時間があれば、1泊くらいの出張なら、電源アダプタなしでも行けそう。
価格
安い!! 自社チップだからでしょうか、とにかく安いです。
メモリを同じ16GBにしても、179,800円ですので、まだ1万円ほど安いです。
(価格に誤りがあり修正しました。申し訳ありませんでした。)
変わらなかったところ
サイズ、ディスプレイなどは、全く変わりませんでした。
内蔵ソフトも、同じ。すべてAppleシリコンネイティブかはわかりませんが、ちゃんと揃っているのは嬉しいですね。
さらに、AppleシリコンのMacでは、iPhone,iPadのアプリが動作します。
まとめ
安くて、速い、長時間駆動!!
凄いです、AppleシリコンのMac。
レベルが違う感じ。
あとは、アプリがどれだけ動くか。
イベントでは、ネイティブじゃないアプリも、Intel版以上の速度で動く場合もあるとのこと..。
とにかく買って確かめるしかない!!
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