ここ数年、徐々にではありますが、普及しつつあるVR。
VRの体験には、VRゴーグルが必要ですが、管理人も3年ほど前に購入していました。
「Esky vrゴーグル 3D VRメガネ スマホ ゲーム 映画 ビデオ バーチャル リアリティ ゴーグル 4-6インチ適用 瞳孔距離調節 可能 iphone Android ES-VR01」
iPhoneをセットして使用する「スマホVR」用のゴーグル(ヘッドセット)。すでに販売は終了しているようですが、購入時は2,050円でした。
スマホVRゴーグルは、作りが簡単なので低価格。段ボール製もあるくらい(レンズはちゃんと付いてます)。
管理人のスマホVRの用途は、DMMで配信されているVR動画の視聴。
(どんなジャンルの映像かは、ご想像にお任せします…。)
使用するのは、数ヶ月に1回くらい。
あまり多くない一番の理由は操作性が悪いこと。
スマホVRゴーグルは、iPhoneなどのスマホをレンズの前にセットするため、ディスプレイに触れることができず、操作ができないんです。
もっと快適に使いたいということで、今回「Oculus Go」を購入してみました。
「Oculus Go」は、スマホやPCが不要で、単体で使えるVRゴーグル。
Oculusシリーズの中では、低価格で人気のモデル。専用のリモコンが付属しており、操作性も良いようなので、購入することにしました。
今回は、「Oculus Go」とスマホVRゴーグルを、実際に使って比べてみました。
目的は、VR動画の視聴に絞った比較になります。(ゲームや映画の視聴は対象外)
外観チェック
まずは、2つの外観などをチェックします。
似たようなサイズですが、スマホ用の方が、やや横長。
スマホ用は、4.0から6.0インチまでのスマホに対応しています。
頭部にセットするベルトは、3点式。ベルトは伸縮性があるし、長さも調整できるので、フィット感にも大差なし。
重さは、
Oculus Go:468g
スマホVRゴーグル:605g(=411g+iPhone 11、194g)
かなり差があります。実際に着けた感じも、確かにスマホVRはちょっと重いです。座ったり、寝転がったりしながら使う分には、それほど苦ではないです。
また、管理人のスマホVRゴーグルは、2016年購入なので、最近はもう少し軽くなっています。300g前後の製品が多いようです。
顔に接する部分は、どちらもスポンジのような柔らかい素材となっています。
Oculus Goは、このスポンジが取り外しができます。
汚れたら交換したり、推奨されているかはわかりませんが、洗うことができるかもしれません。
調整
VRゴーグルは、2つのレンズがあって、左右それぞれの目に別々の映像を見せる仕組み。
人それぞれ目の位置が違いますので、レンズの調整機能があると便利です。
Oculus Goは、調整機能はありません。
管理人は、瞳孔間距離は特に違和感ありませんでしたが、焦点距離は、スマホVRゴーグルよりも近く感じることがありました。
スマホVRゴーグルは、焦点距離と瞳孔間距離が調整できるようになっていました。ゴーグルの上に調整用のスライダーが付いているので、実際に映像をみながら、簡単に調整できます。
ただ、映像によっては、場面によって焦点が合いづらいこともあり、そのような時は都度調整して使っています。
画質
画質は、レンズの先にあるディスプレイの性能に左右されるはずです。
Oculus Goは、2560×1440 5.5インチWQHD液晶パネル、538ppi。
スマホVRゴーグルは、使用するスマホに左右されますが、管理人は、iPhone 11ですので、1,792 x 828ピクセル 6.1インチ、326ppi。
…なのですが、どちらもDMMのアプリで、同じ作品を最高画質設定でダウンロードして比較したところ、スマホVRゴーグル(+iPhone 11)の方が、明らかに綺麗でした。
スマホVRゴーグル(+iPhone 11)の方が、解像度は高く感じるし、動きも滑らか(フレームレートが高い)。
もしかすると、動きが滑らかだから、高画質に見える?
あるいは、Goは解像度、ppiは高いけど、より広い視野を確保するため、レンズで引き伸ばされているのかも?
(視界の広さについては、特に感じませんでしたが。)
フレームレートについては、iPhoneの方が処理能力が上なので、その辺りの違いが出てくるのだと思います。
追従性
VRでは、首の向きに合わせて映像が変化します。
例えば、首を右に振れば、右側の映像がゴーグルに映し出されます。これによって、あたかもその空間にいるような感覚になるのがVR。
ですので、頭の動きと、映像がぴったり合っているか?という点が重要です。
比べた結果、どちらも遅れは感じませんでした。
ただ、Ocuus Goと比べてみて、初めて気がついたのですが、スマホVRの方は、首を動かしてる最中に、奥の方にあるもの動きが不自然に見える?(歪んでるような?なんと表現すればいいのか難しい..)感じがします。動かした後、止まると特に変な感じはしないのですが。
それが、Oculus Goは自然。レンズの性能の違いかな? アプリの処理も問題? あるいは、ハードとソフトの組み合わせのなせる技か?
音響
Oculus Goには、スピーカーが内蔵されています。
スピーカーの位置は、バンドの根元のところ。
実際に装着すると、耳よりもやや上の位置になります。ということは、音漏れします。
また、VR空間に没入するには、周りの音を遮断できる、ヘッドホンを使いたいところ。
ヘッドホンジャックは付いているので、有線のヘッドホンは接続できますが、Bluetoothには対応していないので、ワイヤレスヘッドホンは使えません。
スマホVRは、スマホがBluetoothヘッドホンと接続できます。
この点は、スマホVRの方がかなり有利。
操作性
先に書いちゃいますが、この点については、Oculus Goの圧勝です。
こちらが、Oculus Go付属のリモコン。
右手でも、左手でも持てるようになっています。
VR空間では、レザーポインターのように操作します。
リモコンを振ることで、VR空間の中でカーソルが動き、メニュー操作などを行います。(他に操作手段がなにので、当然全てできる)
感覚は完全にレーザーポインター。快適です。
ただ、この操作で文字入力(VR空間のキーボードをカーソルを合わせて押していく)は、さすがに時間かかりますが。
対して、スマホVRは、操作性は最悪。
なにせ、肝心のスマホはゴーグルにセットしてしまっているので、何も操作できません。
取り出して操作して、セットして動画を見て、また取り出す。面倒すぎます…。
そんな状況を、少し改善してくれるリモコンがあります。
「エレコム VRコントローラー リモコン Bluetooth 【 iOS(iPhone)専用/DMM動画専用】」
(ゴーグルとのセット販売もあります)
DMM動画アプリ専用のリモコンで、できることは、再生/一時停止、音量調節、10秒戻す/進める、ただそれだけですが、それでも、リモコン無しに比べると、ずいぶん助かってます。
それでも、何もかもできるOculus Goとの差は大きいですが..。
ちなみにAndroidスマホであれば、もっといろいろな操作ができるリモコンがあります。
価格
最後に価格です。
Ocuus Go 32GB:21,230円
スマホVRゴーグル:2,000〜3,000円くらい
Oculus Goは、10倍くらいの価格になってしまいます。
まとめ
スマホVRゴーグル
長所
- スマホがそれなりなら画質が良い。動きが滑らか。
- 焦点距離と瞳孔間距離が調整可能
- Bluetoothヘッドホンが使える
- 圧倒的に安い。
短所
- 操作性が悪すぎる
- ちょっと重い
Oculus Go
長所
- 操作性が抜群
- 比較的軽い
短所
- 画質、フレームレートが少し劣る。
- 調整がきかない
- Bluetoothヘッドホンが使えない
- 価格が高い
管理人の意見としては、スマホVRゴーグルがおすすめです。
VR動画視聴がメインなら、画質が良い方がいいと思います。
操作性は、悪いですが、DMM動画だけなら、リモコンでなんとか対応できます。
今回は、動画視聴に絞って比較しましたが、Oculus Goは、ゲームなどの用途にも使えます。スマホVRゴーグルは、iPhoneに対応するリモコンがないので、その辺は望めません。
ゲームでの使用も考えているなら、Oculus Goもありだと思います。
(理想は、iPhone対応の高機能リモコンが出て欲しい!!)
スマホVRゴーグルは、手軽にVRが体験できる、とてもおすすめなガジェットです。
ぜひ試してみてください。
ちょっと種類が多すぎて、選ぶのが大変ですが…。
(とりあえずエレコムあたりが、無難かなぁ)
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